今年も一年、ありがとうございました。

深井 順一|パートナーズ補聴器

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さて、2024年も終わりが近づいてきましたね、ここで、年末のご挨拶ということで、今年も一年、ありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。

今年一年は、どのような年だったでしょうか。私にとっては、だいぶお店の方に集中した一年だったな、と感じています。

今年一年は?

今年一年は、個人的には、大きく自分の考えが変わった一年でした。元々、お店については、「難聴の方がスムーズに日常生活を送れるよう支援する」という考えで行っていました。

聞こえにくい状態というのは大変だし、単純に困ることが多い。なので、それを改善しつつ、ただ、使っている補聴器が聞きづらくなったり、故障したりすると、それもまた困ることが出てきます。

ですので、まさに難聴の方がスムーズに日常生活を送れるよう、聞こえの改善をすること、そして、その後のサポートを行うこと。これをお店の運営の方針として考えて、中のサービスの見直し、変更についてしていった一年ですね。

元々こういった考えはあったのですが、言葉になかなかできず、ようやく言葉にできて、「だったら、こういう風にサービスを変えていこう」とか「ここ、もう少しこうしたほうがいいか……」と変えていった一年ですね。

で、ここまでが前半なのですが、後半は、お客様の人生を豊かにする。という考えに少しずつ変わってきました。

お店の考えとしては、先ほどの「難聴の方がスムーズに日常生活を送れるようにする」になるのですが、そのために聞こえの改善やら補聴器購入後のサポートやらを行い、少しでもスムーズに生活しやすくなれば、楽しめることが増えたり「聞こえにくいから、諦めよう」とか物事に対する不安も少なくできます。

つまり、聞こえの改善やら購入後のサポートを充実させることが、そのままお客様の人生を豊かにすることに繋がるということです。

ですので、サービスやら、対応やらを見直して、どのようにしたら、そのようにできるのか、を考えつつ、対応したり、実践したりを繰り返していました。そんな一年でしたね。

この辺りはもう少し突き詰めることができそうです。

来年は?

来年はこの続きをしていく……となりがちですが、実は私の中に一つ疑問がありまして、それは、難聴の方はどのようにしたら幸せになれるのか、です。

厳密には、自分の人生を豊かにするには、何が必要なのか?なのですが、私も難聴者で、自分もできれば自分の人生は豊かにしたいなと考えています。

で、結論としてなのですが、補聴器だけでは足りない。ということですね。当たり前のことを言うようですが。

これは、ちょっと考えていただくとわかりやすいのですが、耳だけが問題で人生がうまくいっていない、と仮定した場合、言い方を変えれば、健聴の方は、人生がうまくいっていると捉えることができます。耳の状態が治った状態こそが、まさに健聴の状態だからですね。

しかし、そのような方々を見てもどうも幸せではない。ということは、聞こえの改善の先に幸せはない。という事です。聞こえの改善は、難聴の方にとって大事なことではあるのですが、それだけでは足りない。ということです。

例えば、夫婦げんかがあったとして聞こえにくいから夫婦げんかがあった、あるいは、起こりやすいというのはあるかもしれませんが、じゃあ、健聴の夫婦は夫婦げんかはないのか?普通にあるでしょう。

つまり、難聴というのは、各問題のトリガー(きっかけ)にはなるけれども、それ自体が本質的な問題ではないということです。ですので、聞こえにくい部分を良くしつつ、その問題の本質を改善していく必要があります。本当に人生を豊かにしていきたいのならです。

実はこういったこともあり、自分自身としては、本当の意味でお客様の人生を豊かにするには何が必要になるのか?を考えていたのですが(これは自分にも益があるため)、それを考えれば考えるほど、補聴器以外のものが大事になります。

幸いお店には難聴の方々が来られるので、お客さんのお話を聞きつつ、聞こえにくさがありつつもうまくいっている方、うまくやっている方とそうじゃない人の違いは何なのか、は、少しずつ見えてきたように感じます。

なので、来年は、そういった部分もしていきたいですね。もちろん、お店の役割として、難聴の方がスムーズに日常生活を送れるようになるお店、というのは大事になります。そこにプラスして、価値を提供し、さらなる先、お客様の人生が豊かになるお店、というちょっと大きい目標になるのですが、そういったところを目指していきたいですね。

と、今現在は、こんなことを考えています。今日お伝えしたかったことは、今年一年もありがとうございました。そして、また来年もよろしくお願い致します。

パートナーズ補聴器 深井 順一

この記事を書いた人
深井 順一|難聴の補聴器販売員
深井 順一|難聴の補聴器販売員
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。1986年7月1日生まれ。スティックラー症候群という遺伝性の病気で、その症状の一つに感音性難聴(両耳とも中等度の難聴)があり、7歳から補聴器を使っています。生まれは静岡県静岡市、育ちは千葉県市川市。趣味は、サウナと読書。色々なものの見方、考え方を知るのが好きで、本を読んだり、人の話を聞き、自分の生活の改善に活かしていくのが好き。

補聴器のご相談、承っています。お気軽にご相談ください。

「補聴器を使って良かったです。これから明るく生活できます」50代・女性

自分が補聴器ユーザーになることにとても不安を感じていましたが(つけても大して聴こえないんじゃないか、とか)思いきって本当によかったです。40代・女性

時間をかけて細かく調整して頂いたり、貸し出しして頂いて日常での使用感を確認できたこともあり、満足のいく補聴器買い替えが出来ました。30代・男性

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