生活改善の思考

新しい事をするために大事な「過去を終わらせる」という考え

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

前回、山口 周さんのビジネスの未来。という本を紹介させていただきましたが、この本の中で、学べるものは、他にもありました。

それは、新しい事をするために大事な事として、「過去を終わらせる」という事が重要である。という点です。

これは、比較的、初めの方に書いてあるのですが、今現在、そして、これからの未来、ものすごい速度で、環境が変化している事から、この考えが非常に大事では?と思いましたので、共有していきたいと思います。

新しい事をする前に過去を終わらせる

この本の中には、初めの冒頭の方に、こんな記述があります。

この転換を前向きに乗り越えていくに当たって、大きく3つのポイントがあると思います。

一つ目のポイントは、「終焉の受容」です。私たちの社会が今、大きな「転機」に差し掛かっていることを疑う人はいないでしょう。しかし、ではどうすれば、この「転機」を前向きに乗り切れるのでしょうか。アメリカの臨床心理学者で組織開発コンサルタントでもあったウィリアム・ブリッジズは、転機における「終焉の受容」の重要性を訴えています。

ブリッジズは、人生の転機や節目をうまく乗り切れずに苦しんでいる人々に対して実施していた集団療法の実践を通じて「転機をうまく乗り切れず苦しんでいるケース」には、共通して「過去を終わらせていない」という問題が潜んでいることに気づきました。つまり「転機」というのは「何かが始まる時期」なのではなく、逆に「何かが終わる時期」なのだ、という事をブリッジズは発見したのです。そしてもし、私たちの社会が今まさに転機にあるのだとすれば、私たちもまた、まず「何が始まるのか?」という問いの前に、まず「何が終わるのか?」という問いに向き合わなければならないという事です。

ビジネスの未来 著者:山口 周 P13〜14

この本の冒頭には、これらのことが記載されており、この内容は、非常に示唆にとみます。

転機というのは、実に様々なものがあり、恋愛、仕事、人生。まさに全てに共通する要素のようにも感じますね。

恋愛でも、今まで好きだった人を忘れられず、新しく探すも、消極的だったり。

仕事の環境が変化しているが、今までうまくいっていた事もあり、今までのやり方をしてしまったり。人生においても、今までの延長線上で物事を考えたり。

特に仕事に関しては、今までうまくいっていた場合、そのうまくいっていたという成功体験にひきづられ、なかなか新しい事に試みる事をしなくなってしまいます。

新しくチャレンジすることが大事だと頭では、なんとなく思っていても「でも、この方法でうまくいっていたしな……」と思う事は、誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

そして、その根本となる問題の要因は、過去を終わらせていない。という事にあると、いう事ですね。

これからの社会に必要なもの

この内容は、これからの社会で生きていく上で非常に重要な内容だと感じました。

というのも今現在、急激に環境が変わってきており、これからどんどん新しい技術や新しい環境がやってくる状況です。

そんな中、何が大事になるのか。と言われたら、やはり新しい環境に慣れる。すぐに馴染む事。だと、個人的には、思います。

今まで私自身、それであれば新しい事にチャレンジしたり、その環境に慣れれば良い。と思っていたのですが、これ、実際にやってみるとすごく感じるのですが、ちょっとやってみて、ダメだったら、すぐに元の状態に戻ろうとしてしまうんですね。

なので、この「過去を終わらせることが大事である」という考えは、私の中では、非常に府に落ちます。

たとえ新しい事にチャレンジする。新しい環境にする。としても、過去を終わらせていない場合、その過去に引っ張られやすくなってしまう。それを私は、身をもって経験しています。

そして、今現在、急激に環境が変わってきている。という事であれば、新しい事をする以上に、今までの事が終わる。もしくは、過去を終わらせてから次に移る必要がある。という考えを身につけておいた方が良い。という事です。

この本を読んで一番勉強になったのは、実は、この部分になります。

まとめ

ビジネスの未来は、面白い本で、その中で、個人的に勉強になった、参考になった部分を切り出してみました。

今回の「新しい事をする前に過去を終わらせる」という事は、どのような事にも応用できる考えだと思いますので、共有してみました。

特に最近は、転機だらけですので、私も含めて、より良い未来、生活のために過去を終わらせる。という事が非常に大事な年になりそうです。

今現在、まだまだ厳しい時期が続きますが、一緒に頑張っていきましょう。

以上、こちらに関して、共有してみました。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、このお店では、実際に補聴器を使っている私自身がご相談を承っています。

お店のご紹介

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、実際に補聴器を使っている当事者がご相談を承っています。

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