補聴器のサポート

【修理手順付】こんな症状が出れば補聴器の故障!すぐに修理しよう

深井 順一|パートナーズ補聴器

聞こえの改善や補聴器のことについては、【FAQ】聞こえの改善と補聴器のFAQへ。お客様の改善事例は、聞こえの改善成功事例へどうぞ。

補聴器を使用していて、何か聞こえにくい。音がしなくなった。という場合は、気軽に補聴器屋さんに相談してみましょう。

お店の中で直るものであれば、その場で直し、もし、その場で直せるようなものではない場合は、メーカーへお送りして、直してくれます。

その間、補聴器をお預かりすることになるのですが、販売店さんによっては、代わりの機器を貸し出してくれたりもします。

こちらでは、故障かも?という状態から、修理する際の手順について、記載していきます。

補聴器の故障は、どんなものがある?

補聴器で、このような症状が出たら、修理依頼してみましょう。

  • 音が出ない(音が出たり出なかったりする)
  • ノイズがする
  • 音が小さい
  • 補聴器が破損した
  • 補聴器の使用時間が短い
  • スイッチが効かない

補聴器の故障には、主にこれらのものがあります。

音が出ない(音が出たり出なかったりする)

こちらは、新しく電池を入れ替えて補聴器の電源を入れても、音が出ないケースです。

この場合、補聴器の内部が故障しているケースと、音がでる部分が目詰まりを起こしているケース。の、どちらかが考えられます。

そして、音が出たり、出なかったりするケースでは、内部が壊れていることが多いですね。

このようなケースは、補聴器屋さんに持っていき、早々によくしてもらいましょう。

ノイズがする

こちらは、今でこそ珍しい、テレビの砂嵐のような音がしたり、機械的なノイズ(ガーガーあ、ジージー…など)がする場合になります。

夏の暑い時期や内部に汗が入り込んだ際にも、似たような症状がでるのですが、あまりにも機械的なノイズがする場合は、故障が考えられますので、補聴器屋さんにみてもらった方がいいですね。

音が小さい

聞こえてくる音が全体的に聞きにくくなるケースから、高い音だけ聞きにくくなる。など、様々な内容があります。

こちらも補聴器の内部の故障により、そうなる場合と補聴器の音がでる部分の目詰まりによって、聞きにくくなるケースがあります。

こちらも聞きにくい場合は、早々に持っていき、対応してもらいましょう。

破損した

補聴器を落としてしまったり、ケースにヒビが入ってしまったケースも、早々に修理した方がいいです。

ヒビが入っている状態で、使い続けると、つけている部分を傷つける(耳に傷ができる)可能性は、もちろん、内部に湿気や汗が入り込みやすくなっていますので、そこから、さらに故障する可能性があります。

この場合も早々に持っていき、修理してもらいましょう。

補聴器の使用時間が短い

補聴器を使っていて、いつもなら、このくらい使えていたのに、短い……という場合は、故障の可能性があります。

ただ、この点は、非常に判断が難しいです。例えば、夏使えていた時間と冬、使える時間は、異なります。

夏は、電池を使いやすいのですが、冬は、寒さと環境にり、電池の使用時間が、最大半分くらい減ります。

冬の場合は、夏の2〜3割くらい減る。と考えていただき、仮に電池が1日、2日しか持たない。というようなケースは、故障が考えられますので、みてもらえると安心です。

スイッチが効かない

補聴器には、ボリューム、スイッチがあります。どちらも聞かなくなった場合は、故障が考えられます。

補聴器には、ボリューム、スイッチがあります。どちらも聞かなくなった場合は、故障が考えられます。

補聴器には、スイッチがありますが、こちらの効きが悪い場合も、故障になります。

この部分は、単に汚れが詰まっているだけで、内部が故障していないケースもあります。

その場合も含めて、補聴器屋さんでみてもらえると、ベストですね。

修理手順

修理の際の手順は、基本的に

  • 補聴器屋さんに補聴器を持っていく
  • できれば保証書も持っていく

の二つをしていただければ大丈夫です。

補聴器を補聴器屋さんに持っていくのは、そうですが、

保証書の例です。こちらは、私が扱っているフォナックさんの保証書です。

保証書の例です。こちらは、私が扱っているフォナックさんの保証書です。

このような保証書も持っていけるとベストです。

ただ、購入した場所であれば、保証書は、持っていかなくても大丈夫です。そのお店で保管している保証書があります。

購入したところではない場合は、保証書を持っていきましょう。保証書の期限がきれていても、持っていくと、補聴器屋さんとしては、安心です。

補聴器の世界には、修理金額保証というものがあります。※メーカーによってあるものとないものがあります。

例えば、3年目の場合は、2万円まで、4年目までは、4万円まで、とメーカーによっては、修理金額の上限を決めています。

保証書の期限が切れていても、持っていけると、仮にその金額をオーバーする場合は、上限までしか請求されません。

ですので、保証書は、購入した場所でない場合は、必ず持って行きましょう。

補聴器修理の概要

補聴器修理の概要ですが、

  • 期限:1〜2週間
  • お金:無償〜場合によっては、6〜7万
  • 備考:保証期間中は、無償修理

となります。

補聴器によって変わりますが、大抵のものは、2年間の保証期間があります。その間で、過失による故障でない限り(自分で落として壊した。踏んづけてしまって壊したなど)、無償で修理できます。

そして、お金ですが、5,000円から、場合によっては、6万、7万と大きくかかる場合もあります。

補聴器の修理は、基本的に5,000〜20,000円までで収まることが多いのですが、コンピューター(アンプ)部分が壊れると、6万、7万、場合によっては、数十万かかるケースがあります。

高額な金額が請求されるケースは、4年以上使っており、修理金額保証も切れた場合にのみ起こりますが、古いものほど、修理金額は、大きくなってきますので、注意が必要です。

また、修理の日数は、おおよそ、1週間〜10日。長い場合は、2週間くらいかかります。

通常は、1週間〜10日ほどですが、夏など、故障や修理が多い時期は、2週間ほどかかったりします。

その間は、補聴器が無くなりますので、ご注意ください。

補聴器がなくて困る場合は、借りてみよう

補聴器屋さんによっては、修理で補聴器をお預かりする際に、代替機を貸してくれるところもあります。

ご自身で他の補聴器を持っている場合は、それを活用し、もし、補聴器がない場合は、補聴器屋さんで代わりの機器を借りる。というのも一つの手です。

場所により、行なっているところと行なっていないところがありますので、お困りになる場合は、補聴器の修理の際に「補聴器がないと困ってしまうのですが、代替機は、借りれますか?」と伺ってみると良いですね。

良心的な場所であれば、貸してくれるかと思いますので、困る場合は、お伺いしてみましょう。

修理に関するまとめ

何か様子がおかしく感じたら、気軽に補聴器屋さんに相談してみましょう。

お店で直るものであれば、その場で直してくれ、その場では、直せないものは、メーカーにお送りし、直してくれます。

その際、補聴器が無くなり、お困りになってしまう方の場合は、代替機に関しても伺ってみましょう。場所によっては、貸出してくれるところもあります。

聞きにくい状態や使いづらい状態を長く続けても良いことはありません。気になったら、気軽にご相談してみましょう。

きっとあなたの手助けをしてくれるはずです。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。生まれつきの難聴者で7歳の頃から補聴器を使っています。補聴器の販売員としての知識、技術に加え、一人の難聴者が自分自身の聞こえを改善した知識、技術も組み合わせながら、聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。
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