リアナ・ウェン氏 医師が開示しないことに学ぶ情報公開の重要性
リアナ・ウェン氏 医師が開示しないこと。これは、載せていいのか迷う内容ですが、あえて載せてみることにしました。
患者は、何を求めているのか、医師は、何を恐れているのか、その内容がわかるTED動画です。リアナ・ウェン氏は、医師の全ての情報を公開した方が、患者にとっても、医師にとってもいい結果をもたらすと考えているようです。個人的にも、賛成の内容です。
今回は、こちらの概要と思う事について記載していきます。
医師が開示しないこと 概要
動画はこちらです。
こちらの内容は、いかに患者と信頼関係を結ぶか……という内容に特化しています。言い換えれば、より良い医療のために、どうしたらいいかを考えた内容です。患者が感じる不安、医師に希望すること、それらを映し出したTED動画でした。
この中で発表された患者が聞きたい内容には、自分の担当医が有能で医療を行う資格を持っているか、根拠と科学に基づく決定をしているかどうかを確かめたい、この二点が出てきました。多くの場合、自身の状況、病気を聞くだけでなく、担当した医師がどのような人物なのかを知りたがっているということを明らかにしました。
その後、リアナ・ウェン氏が打ち出したのが、医療に関わる全ての情報を提示することです。情報公開を行った医師からのメッセージは、非常に勉強になるものでした。
個人的感想
患者が聞きたい内容の一つにある「根拠と科学に基づく決定をしているかどうかを確かめたい」というのは、私も思っていることです。というよりも恐らく患者であれば、全員知りたいのではないでしょうか?誰でも適当にあしらわれたら嫌なものですし、さらにそれが、自分の体に直結する内容だったらなおさらです。
また、いくら医療が進んできたとはいえ、選択に迷うこともあります。治療に関しては、副作用が強い薬もありますし、治療が難しい病気もあります。治療方針に関しては、医師がどのように考えているのか、また患者がどのような考えをもっている人なのかもわかりません。医師も患者もお互いにどのような人かがわからなければ、満足する意思決定は、難しいのではないかとも思っています。
この問題を解決するのが、リアナ・ウェン氏のいう情報の共有です。医師は、病気、治療などの医療の情報提供、患者は、それを聞いてどのようにしたいか考える事、この二つが揃う事です。病気の情報と患者の意思により、初めて医療が成り立つのだと感じました。
この動画内ででてくる言葉にこんなものがあります「自分は患者さんに、何も隠し事をしないと言います。 何一つ隠し事をしません。これが私です。さあ、あなたの事を教えてください。私たちは一緒なんですよ」この言葉は、その全てを語っているように私は思います。
医師も患者も一体になり、どのようにしていくかを決めることが重要ではないか、これが最も感じたことです。
あとがき
久々に良いTED動画に会いました。個人的にも賛成の内容です。
現在の日本では、難しい内容かもしれません。しかし、徐々に世の中が動き始めています。情報公開には、インターネットが一役買ってくれることでしょう。これから、徐々に情報公開は、進んでいくと、個人的には考えています。