耳・補聴器のこと

補聴器を使って得られるので、大きいのは、信用

深井 順一|パートナーズ補聴器

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補聴器をつけることによって、起こる事は、聞きやすくなる事ですが、それによって、何が起こるのか。というところは、あまり想像していない方も多いのでは?と感じることがあります。

補聴器をつけることで、聞きやすくなるのは、想像しやすいですが、補聴器をつけた時の変化は、大きく分けると

  • 聞きにくさが改善できる
  • 音そのものに気づくことができるようになる
  • 信頼を改善することもできるようになる

の3つす。

個人的に大きいのは、信頼、信用を得られやすくなる。という事だと考えています。

補聴器をつけると得られる3つの事

これは、上記の通り

  • 聞きにくさが改善できる
  • 音そのものに気づくことができる
  • 信頼を改善することもできるようになる

の3つですね。

聞きにくさが改善できる

この部分は、ほとんどの方が想像できている事だと思います。

また、それと同時に多くの方が求めているものであり、耳が治るまでは、いかないものの、聞きにくさを改善することができます。

改善できるようになることで、自分自身に自信を持ったり、後は、何かの物事に参加しやすくなったりする。という部分もありますね。

もちろん、聞きやすくなることで、周囲の人とお話がしやすくなり、精神的に楽になる。もしくは、今まで、気苦労していた部分が楽になる。というのもあります。

音そのものに気がつくことができる

難聴は、人の声が聞きにくくなるのもそうですが、それ以上に音そのものに関して気がつきにくくなります。

人の声は、大きい部類に入りますので、その声が聞きづらい状態まで低下すると、遠くの音、離れたところからの音は、本当に聞きにくい状態になります。

音は、離れると離れるほど、急激に小さくなってきますので、難聴の人は、音そのものに気がつきにくい。とも言えます。

例えば、体温計の音がわからないため、少し長めに時間をとって、体温を確認したり、洗濯機の終了の音が聞きにくいため、時間を置いて、見に行ったり……というのが当てはまります。

基本的に周囲には、様々な物音がしており、それらの音がわかると、周囲で何が起こっているのか。それがわかるようになります。

近くに人がいれば、何かしらの音がしますし、何かアラームがしたら、それもまた、何かを知らせる合図です。

これらのものがわかるようになると、生活もグッとしやすくなります。

信頼を改善することもできる

難聴になって困りやすいのは、

  • 話しかけられた時に反応できない
  • 話がわからず、変に回答してしまう

など、聞こえていないことによって、どう対応したら良いかわからず、話に及び腰になったり、避けるような状態になりやすいことです。

そのような事をした際、相手方が「どうしたのかな?」と気遣いしてくれる方であれば良いのですが、中には、あまりよく思わない方もいます。

もちろん、これらの事は、したくてしているわけではないのは、わかるのですが、状況が状況なだけにそうなりやすい事もあります。

また、普通の感覚として、何度も呼びかけたり、大きい声で話す。というのは、基本的にやる側は、疲れる行為となります。

もちろん、何度も同じことをお話する。というのも、同様で、それらの部分は、減らせるのであれば、減らしてあげられると、相手にとっても、負担を少なくできます。

私自身が感じるのは、補聴器を使用し、聞きやすくなるというのは、これらの負担を軽減することにもなる。ということです。

聞きやすくなることにより、話しかけられた時に反応できるようになったり、話にすぐに回答できるようになったりすれば、相手の負担も減りますし「あなたのお話を私は、聞いていますよ」という合図を送ることにもなります。

実際には、聞こえるようになっても、耳が治るわけではありませんので、聞こえなかった。という事も起こるかと思います。

わからなかった時は、「すみません、うまく理解できなかったのですが、もう一度、言ってもらえますか?」とお伝えすれば、お話ししてくださる事は、多いです。

このようなやりとりができるようになると、信頼を改善しやすくなり、相手にとっても無視している。もしくは、相手を蔑ろにしている。という感覚を感じさせにくくなります。

その結果、コミュニケーションをうまく行かせやすくなり、信頼も改善してくる傾向があります。

個人的に大きい改善は、信頼を回復しやすくなる事

私自身が大きく感じているのは、信頼。この部分になります。

お話を聞いていない。もしくは、話しかけれられても、気がつかなったりすると、場合によっては、どんどん気持ちが離れていったり、信頼関係が崩れていくことがあります。

そのような状況は、お互いにとって良い居心地はないものです。

先ほどのお話とかぶる部分があるのですが、聞きやすくなる事で、周囲の人とコミュニケーションできるようになると、信頼を改善しやすくなります。

今まで、聞きにくいがゆえに、気づかなかった事も、気づくようになれば、相手からは、楽になりますし、自分も反応できるようになる事で、気持ちが楽になります。

特に人は、何かしらのコミュニティがあり、人として生きる以上、必ず、そこには、人としての営みがあり、会話があり、繋がりがあります。

それらを円滑にできるようにする事で、楽になる部分は、非常に多くなります。

私は、補聴器を自分でつけており、補聴器を販売している人間ですが、そのような感覚を感じます。

聞こえるようになる。という価値ももちろんですが、それ以外にコミュニティや周囲の人ともうまく行きやすくなる。というのが、補聴器の価値なのかな。と、感じますね。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。生まれつきの難聴者で7歳の頃から補聴器を使っています。補聴器の販売員としての知識、技術に加え、一人の難聴者が自分自身の聞こえを改善した知識、技術も組み合わせながら、聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。
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