補聴器の基本・形状・調整

補聴器の形状で迷ったら?

深井 順一|パートナーズ補聴器

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補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

今現在、補聴器には、形状の部分と性能の部分で選ぶ要素があります。形の部分は、耳にかける補聴器、耳の中に入れる補聴器があり、性能は、いくつかグレードというものがあります。

形状の部分では、使いやすさ、扱いやすさが変わります。ですので、基本は、ご自身が扱いやすいものを選べればOKです。

しかし、とは言っても迷うケースというのもあります。ですので、今回は、迷った場合にどう考えるか。という点で記載していきます。

形の部分で迷うケースは?

個人的な経験ですが、迷うケースは、

  • 小型タイプを作りたいが、聴力が適応範囲外
  • 目立ちにくい小型タイプが良いが、補聴器は見えた方がいいのか?

の2つ、ほとんど小型タイプの補聴器にまつわるものが多いように感じます。

小型タイプを作りたいが聴力が適応範囲外

こちらでいう小型タイプというのは、このようなCIC補聴器と呼ばれるものです。耳の中に入り、小型のタイプで目立ちにくく、さらに職業柄よく動く方は、耳かけ型よりもこのような形状の方が使いやすかったりします。

ただ、こちらの形状の欠点は、補える聴力の幅が少々、小さい(狭い)事です。聴力低下が大きい方は、補いきれないことも出てきます。

その場合、どのぐらい補えないのか、のレベルにより、変わります。主には、

  • 今現在はぎりぎり補えているけれども、この先、補えなくなりそうだ
  • 今現在でも全く補えていない

の2つですね。

今現在はぎりぎり補えているけれども、この先、補えなくなりそうだパターンは、使う方の価値観によります。その際に、それでも、このような小型の補聴器が良いのか、それとも少々、大きくなっても良いので、5〜6年、きちんと使える補聴器が良いのか、ここで決めればOKです。

ここは使う人によって意見は分かれます。職業柄、あるいは、状況的に「それでも小型のものがいい」となる場合もありますし逆に「それなら、少し大きくなっても長く使えるものがいい」となる場合、色々ですね。

どちらでもご自身の良い方を選べばOKですね。

で、今現在でも全く補えていないパターンですね。こちらは、補える補聴器の形にした方が良いと思います。補聴器をつける理由は、恐らく、生活の改善ですよね。それができなくなってしまいますので、その場合は、素直に別の形状をお考えになることをお勧めします。

目立ちにくい補聴器が良いが……

次は、私のところではあまりないのですが、たまに質問いただくことの一つに「自分としては、目立ちにくい補聴器が良いが、補聴器は見た方が良いの?」というものです。

これに関しては、結論から記載しますと、ご自身が使いたいものを使えばOKです。そもそも補聴器を使うのは、ご自身なわけですから、他者の意見を聞くのではなく、ご自身の心の意見を尊重されてください。

他者の意見は参考程度にされることをお勧めします。大事なのは、ご自身がどう思うか。ここにしかありません。

上記のもので「今現在でも全く補えていない」というような補聴器の効果が全く期待できないような状況になってしまうようなことがない限り、基本は、ご自身が好きなもの、使ってみたいと思うものをお使いになれば大丈夫です。

基本は、楽に使えるものを選ぶ

補聴器の形状については、扱いやすさ、使いやすさが変化します。ですので、基本は、ご自身が楽に使えるものをお勧めします。

補聴器による聞こえの改善で大事になってくるのは、補聴器を使う時間になります。補聴器を耳につけて、どれだけ使えるかという部分ですね。

ですので、ご自身にとって楽に使える補聴器を使えると、その時間は伸びやすくなります。

流れとしては、

楽に使える補聴器を選ぶ→楽に使えるので、補聴器を使う時間が伸びやすくなる→使う時間が伸びることで、補聴器の音に慣れやすくなる→補聴器の音に慣れやすくなると聞こえの改善がしやすくなる→聞こえの改善がしやすくなることで、聞こえの改善値を上げやすくなる→補聴器による聞こえの改善の恩恵を得やすくなる。

という流れになります。

楽に使えるもの、使いやすいものを選ぶということは、その次のステップ、聞こえの改善にも良い影響をもたらします。

まとめ

補聴器の形状選択に迷ったら?ということで、こちらに関して、記載してみました。

基本は、ご自身が使いやすいもの、扱いやすいものを選べれば大丈夫です。そこまで悩むケースはないとは思いますが、仮に心配な場合は、実際に補聴器を試聴してみて、使い勝手はどうなのか、どんな感じに使えるのかを確認できると良いでしょう。

実際に使うことで、本当のところがわかるようにになりますので、心配な方は、そのようにしてみて、確認することも大事ですね。

ということで、もし、悩んでいるものが解消できたのであれば幸いです。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。専門分野は、感音性難聴と老人性難聴。主に来られる年代の方は、30代〜60代の方で、比較的、年齢が若い方が多いです。
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