伯父が他界したことから、補聴器のことを考える

深井 順一|パートナーズ補聴器

さて、突然ですが、私の伯父(父の兄)が他界しました。享年74歳。長くもなく、短くもなく。という状態でしょうか。

正直、書いていいことなのかわからないところはあるのですが、身近な人の死は、自分の人生を考える上でとても意味があり、大事な要素になりますので、今回、取り上げていこうと思います。

伯父が亡くなったタイミングで、私も自分の人生を振り返ってみました。自分自身、きちんと自分の人生に向き合えているのか。ということです。

自分の人生に向き合う

人の死に直面すると、果たして自分は、自分自身の人生にきちんと向き合えているのか。ということを考えさせられます。

私自身が感じるのは、人が人生で行なっていくことは、一言で言うと、自分の人生に向き合う。ただ、これだけだと思っています。私の場合は、難聴の体で生まれ、正直、障害を持って生まれて来たことそのものや、聞こえにくいことによるコンプレックスがあります。

聞こえにくいことで、人が当たり前にできることが自分にはできない。

この感情を子供の頃からずっと感じており、そのことによる劣等感が強くあります。それを解消することだけを考えて、自分自身を成長させること、あるいは、経験したり、学んだりして、自分を改善していくことだけを考えてきました。

ですので、なるべく自分自身の状態は最善の状態にしたいと考えていますし、それだけでは、難聴の体で生きていくことはできません。難聴の体でもできることはなんだろう?この体でどう生きていくと良いんだろう?そこを自分なりにではありますが、考えて続けてきました。

その矢先、伯父が他界しました。人の死を直面し、人が亡くなると文字通り、何もかも無くなるんだな、と感じました。

人は最終的に燃やされて、骨だけになります。文字通り、何もかもなくなってしまう状態ですね。もちろん、それは頭では理解していたものの、いざ目の当たりにすると、果たして自分は、 亡くなった時になるべく後悔せずに生きてきたか、ということを考えざるを得ません。

補聴器に関して思うこと

少し前に「補聴器をつけるかどうか迷っている」というような質問(本当に多い)に自分なりに答えたのですが、個人的には、正直、割とどうでも良い質問の一つだと考えています。お悩みの方には誠に申し訳ないのですが。

というのも、まさに上記の通り、人が一生をかけて行なっていくことの一つは、「自分自身の人生に向き合うこと」であり、補聴器をつけようかどうか迷っているとか、そんな低次元の話ではないからです。

自分自身の人生、あるいは、目標、こんな生活、こんな人生を送りたい。そのために補聴器が必要であれば、考えれば良いし、それを考えた時に別に必要性を感じないのであれば、別にそのままでいい。

私からすれば、ただそれだけになります。

死んだら何も残りません。だからこそ、生きている間に自分の人生に真剣に向き合い、そこから、どう生きていくのか、どのように生活していくのか、どのような人生を送っていきたいのか。それをなるべく明らかにして、そこに向かって一歩一歩進んでいく。ただそれだけです。

もし、本当に悩んでいる方がいるのでしたら、まず、そこからお考えいただくことをお勧めします。

一つ、お話しますと、補聴器は、聞こえを改善しようとしたら、それなりに向き合う必要があります。楽に聞こえを改善するとかはあまりなく、本当によくしたいなら、補聴器にも向き合う必要性が出てきます。

そういったことからも、そこは感じますね。

障害を抱えた体で生きるのは、ベリーハードモード

皆さん、あまり言われないので、言っていいことなのかどうかわかりませんが、この厳しい社会、この社会情勢で、難聴という障害を抱えた体で生きていくのは、ベリーハードモードだと思った方が良いです。

残念ながら、そんなに簡単な話ではないということです。補聴器の仕事をしている身でいうのもなんですが、聞こえを改善するという行為も今現在、この地球上の技術ではかなり難しいことの一つになることも関係しています。

身近に難聴の方でうまく行っている人、いますか?難聴でも幸せに暮らしている人、見かけますか?恐らくいないでしょう。これはつまりそういうことです。

望む望まないに関わらず、この体になってしまった以上(私の場合は、この体で生まれてきてしまった以上)、この体で生きていくしかありません。

その際に大事になってくるのは、やはり自分自身の人生に向き合うこと。そこなんじゃないかと思います。

私も全てができているわけではありません。私の生活においても仕事においても、まだまだ改善の必要がある部分はたくさんあります。自分自身としては、なるべく自分の人生に向き合い、そして、より良くしていきたいところですね。

と、人の死から考えることでした。合掌。

この記事を書いた人
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。1986年7月1日生まれ。生まれつきの感音性難聴(両耳、中等度難聴)で、7歳から補聴器を使っています。生まれは静岡県静岡市、育ちは千葉県市川市。趣味は、サウナと読書。物を少なくすることで、色々と楽になったことから、今現在は、生活をシンプルにすることにハマっています。
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