耳・補聴器のこと

子供の補聴器には、お金をかける?という議論

深井 順一|パートナーズ補聴器

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昔、面白い議論をした事があります。その内容は、「子供の補聴器には、お金をかけるか、かけないか」になります。

この議論の内訳は、そこまで細かい設定はしなかったのですが、確か中学2年生ぐらいの子の補聴器に対して、お金をかけて、改善するか、お金は、そこまでかけずに改善するか。という内容でした。

なかなか面白く、さらに意見が分かれるところではあるのですが、これをご覧いただいている方だったら、どう考えるでしょうか?

私は、実は、肯定派。お金をかけられるのであればかけた方が良い。という意見です。

補聴器屋さんだからでしょ?と言われるかもしれませんが、これには、ちゃんと理由があります。

ふと、この面白い議論を思い出したので、個人的な考えを記載していきます。

私は、肯定派

私自身は、補聴器にお金をかけるのは、肯定派です。その理由は、子供の場合、学校生活がうまくいかなくなることによるリスクがあまりにもデカすぎるからです。

仮に聞こえにくいことで、学校生活に支障が出てくれば、勉学にも影響しますし、学校内での生活、さらに、友達ができにくい。こういったリスクが非常に大きくなってしまうため、私は、お金をかけられるのであれば、お金をかけて、なるべくそういったリスクは減らせるようにした方が良い。と考えています。

言い方は悪いのですが、お金で解決できるものはそれで解決してしまう。ということです。

勉学に支障が出てきやすくなれば、それだけ、上の学校に行きづらくもなってきますし、まだまだ日本も学歴社会です。

会社に関しても学歴で足切りするところもありますので、色々と不自由な部分が強くなります。

もしお金をケチって、そのせいでうまくいかず、不登校になる。引きこもりになる。というような状況になってしまったら、正直、被害額は、100万円どころではありません。

ですので、こういった理由から、私の場合は、補聴器にお金をかけるのは、肯定派です。

少しでもより良くなり、かつ学校生活がより良くなったり、友人と遊ぶ、さらに友人と一緒に勉強する。色々と学校生活そのものを楽しみやすくすることは、非常に大きな価値があると思っています。

良い思い出を作ることにも繋がりますので、個人的には、肯定派ですね。

補足:補聴器のお金は、ケチらない事が大事

補聴器のお金に関しては、個人的な感覚として、お伝えさせてただきますと、ケチらない事が大事です。

これは、高い補聴器を買った方が良い。という事ではなく、出せるのであれば出した方が良い。という事です。

出せない場合は、それは仕方がない事なのですが、出せるのであれば出した方が良いです。

耳は人とのコミュニケーションに直結するものになりますので、お金で買えるところは買った方がよく、なるべく聞きにくさ、負担というのは、軽減できると良いです。

補聴器屋さんだから。というふうな見方はあるかもしれませんが、こちらは、補聴器を使用している人間としてのアドバイスです。

ケチって失敗する方は、たまに見かけますので、あまり耳を甘く見ず、出せるのであれば出した方が良い。と私自身は、考えています。

それを表現すると、補聴器のお金はケチらないようにする。という事ですね。

まとめ

昔、議論した内容に関して、ふと思い出したので、記載してみました。

私は肯定派だったのですが、実は、その場の議論の内容では、否定派。抑えられるのであれば抑えた方が良い。という意見が実は、多かったです。

その理由は「この先もお金がかかるから、適度にした方が良い」という内容や「補聴器にお金をかけるのはわかるが、上位の補聴器はあまりにも金額が高すぎるので、そこそこで良いのでは?」という意見もありました。

おそらく親御さん的な視点で考えていた方が多かったのだと思います。もちろん、どのタイミング。どの年齢になるか。も大きく関わってくる所ですね。

一応、議論の内容は、中学2年生でしたので、この先、高校受験もあり、さらに高校生活もあり、その高校生活の先は、大学まであります。

この時期に投資をちゃんと行って、勉学や学校生活を有意義に過ごせるようにすることは、個人的には、100万円以上の価値があると思っていましたので「なかなか面白いな」と聞いていて感じていました。

周りの方は、普通に聞こえている人でしたので「普通に生活できる」という事がいったいどれほどの価値を持つものなのか。なかなかイメージしづらかったのかもしれません。

個人的には、肯定派で、この時期に投資することは大事だと思っています。勉学に影響をなるべく出さずにする、さらに学校生活を送りやすくする。その価値は、やはり100万円以上の価値があるとも思います。

良い学校に入りやすくなれば、それだけ、社会に出た時に楽になりやすくなりますので、その価値を考えても、というか、どう考えても投資する価値しかないな。と個人的には感じます。

もちろん、だからといって高い補聴器を買った方が良い。という事ではなく、あくまでも出せるのであれば出した方が良い。という事です。

ここは、補聴器を中心に考えているのか。それとも子供の人生そのものを中心に考えているのか。で意見が分かれる所ですね。

という事で、本日も、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。生まれつきの難聴者で7歳の頃から補聴器を使っています。補聴器の販売員としての知識、技術に加え、一人の難聴者が自分自身の聞こえを改善した知識、技術も組み合わせながら、聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。
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