クロス補聴器が故障した時の対応と修理期間中、困らなくする方法
クロス補聴器は機械物ですので、壊れることがあります。いつも通り使用していて、音が出なくなったり、突然、ノイズがずっと聞こえる様になったりした場合は、まずは、購入した販売店にご相談してください。
その後、その販売店さんで、直せるならその場で直し、直せなかった場合は、修理お預かりすることになります。修理預かり後、メーカーさんへお送りして、直していきます。
仮に音が聞こえなくなってしまったり、故障が考えられた際、どの様にしたら良いのか。修理期間中、なるべく困らなくできるのか。こちらに関してまとめていきます。
故障が考えられる時は、販売店さんにご相談を
補聴器から音が聞こえなくなった、突然ノイズが聞こえる様になった、動作が安定しなくなった(音が出たり、切れたりを繰り返す)など、クロス補聴器の様子がおかしいな……と感じた場合は、早めにご相談することをお勧めします。
ご相談し、お店で状況をみながら、ただの目詰まりやお店で部品を交換することによって直る物でしたら、お店で直接、直していきます。
そして、仮に補聴器の内部部品そのものが故障している場合は、クロス補聴器をお預かりして、メーカーへお送りした後、補聴器を直していきます。
この際ですが、
- 期間:7〜10日ほどお預かり
- 金額:5,000〜20,000円、高額な場合は、3万、4万ほどかかるケースも
- 保証:補聴器は、2年、クロスは、1年
- 備考:金額は、故障内容と保証期間によっても大きく変わります
概要をまとめますと、この様になります。
補聴器のお預かりに関しては、1週間から10日ほどで、この期間は、お預かりする必要があります。そして、金額に関しては、保証期間内であれば、無償修理になり、それ以降は、故障内容に応じて、金額がかかります。
多いのは、レシーバ(音が出る部品)、マイク(音を拾う部品)の故障で、こちらの場合は、16,000〜20,000円ほどになります。ただ、高額修理になることもあり、その場合は、3万、4万かかるケースもあります。
お店で直せる場合は、ここまでかかりませんが、内部の部品が壊れている場合は、その交換代として、数万は、かかってきます。
補聴器の、保証書ですが、購入したお店であれば、お店用の保証書が保管されているかと思いますので、保証書を持っていく必要はありません。購入したお店以外で修理する場合は、お持ちの保証書が必要になりますので、保証書は、大切に保管しておきましょう。
修理期間中、困らなくするには?
修理する場合、必ず、補聴器に関してお預かりする必要があります。
その際、困らなくするには、
- 予備の補聴器がある場合は、そちらを使い、ない場合は、借りる
- 修理期間をなるべく短くする
の2つを併用できると、困る期間を少なくすることができます。
予備の補聴器がある場合は、そちらを使い、ない場合は、借りる
お店によっては、修理期間中に困らない様に代わりの補聴器を貸出してくれるところがあります。
予備の補聴器がある場合は、そちらを使い、ない場合は、代わりの補聴器を借りられると、修理期間中もなるべく困らない様にすることができます。
ただ、行なっているところとそうでないところがありますので、その点に注意です。
こちらは、相談してみた際に伺ってみると良いでしょう。
修理期間をなるべく短くする
次は、修理期間をなるべく短くする事です。
基本的に修理は、この様な工程で進みます。その際、時間がかかり、かつ無駄になりやすい(ボトルネックになりやすい)修理見積もり金額の連絡は、削除できると1週間〜10日かかるのが、5〜6日ほどで修理できる様になります。
図に表すとこの様な状態です。修理金額がわからないと不安……と思う方もいるかもしれませんが、あくまでもフォナックの場合(私のところで扱っているメーカーさんの場合)、安心修理サポートがついています。
こちらは、補聴器の方ではありますが、3年目は、20,000円までの請求、4年目は、40,000円までの請求になり、それ以上、お金がかかることはありません。この様にメーカーによっては、修理金額に制限をかけています。
これに関しては、扱っているメーカーによって変わってしまいますので、お使いの補聴器がそれに対応しているのかはわかりません。
しかし、この様な制度を使えると、上限がわかりますので、その範囲内でよければ、すぐに修理を進めることができます。
その結果、修理にかかる時間は短くなります。
2つを組み合わせて、困る時間を少なくする
この2つを組み合わせて、困る時間を少なくできると、結果的に、早く元どおりになります。
借りている補聴器や以前の補聴器の場合、今現在の補聴器より、少し聞きにくくなることがありますので、困る機会を減らしながら、早々に修理できる様にできれば、困る機会を減らすことができます。
修理のまとめ
クロス補聴器は、残念ながら機械物ですので、壊れないことはありません。そのため、仮に故障した際にどの様にすれば良いのか。どの様にすると、困ることが少なくできるのか。というのを知っておくことは、重要です。
クロス補聴器は、聞こえに慣れてきますと、生活必需品になりますので、なくなった時に、急に困る様になります。
こちらでは、補聴器の修理のことから、困らない様にするための内容についてまとめてみました。
私自身も補聴器を使っている人間ですので、その思考が入ってしまっているかもしれませんが、補聴器が故障したとしても、聞きにくくならない様に、もしくは、困らない様な環境を作っておけると、いざという時に困りにくくなります。
クロス補聴器に関する他の内容
https://l-s-b.org/2014/05/cros-hearing-aid/
https://l-s-b.org/2014/07/one-side-hard-hearing-inconvenience/
故障しないための定期点検
https://l-s-b.org/2018/07/periodic-inspection/
故障しないようにする日頃のケア
https://l-s-b.org/2018/07/care-cros-hearing-aid/
クロス補聴器の電池について
https://l-s-b.org/2018/08/battery-care/
クロス補聴器を使う際の注意点
https://l-s-b.org/2018/08/measures/
クロス補聴器を無くさないようにする
https://l-s-b.org/2018/08/cause-cause/