基本・対象となる人・使い方

クロス補聴器の対象者としっかり改善(理解)するための7つの事

クロス補聴器とは、主に片耳のみ難聴の方に使われる特殊な補聴器で、聞こえにくくなった耳側が一般的な補聴器では、改善できない方へ使用される補聴器(改善方法)になります。

片耳のみ難聴の方の中には、片耳のみ全く聞こえなかったり、補聴器を装用しても、まるで聞こえが改善されない方がいます。

そのような方々を改善させる改善方法として、クロス補聴器ができました。

こちらでは、クロス補聴器に関する理解を深めていく事、そして、この機器を使って聞こえを改善させるにあたり、重要になる部分を記載していきます。

聞こえにくさにお悩みの方へ少しでも貢献できれば幸いです。

なお、こちらは、あくまでも片耳が正常に聞こえており、もう片耳だけが聞きにくいケースの方が対象となります。

バイクロス補聴器の対象者としっかり聞こえを改善する7つのポイントバイクロス補聴器は、片耳が補聴器で補え、もう片耳が補聴器で補えない方に使用される機器です。この補聴器の対象者、基本となる仕組み、形状選定、性能、そして、改善に必要な調整まで、全てをまとめてみました。実例もご用意しましたので、聞こえにお悩みの方は、参考にしてみてください。...

聞こえている耳側も少し聞きにくさがある場合は、こちらをご覧ください。

目次

クロス補聴器の基本と仕組み

クロス補聴器とは、冒頭の通り、片耳のみ難聴の方を改善させる特殊な補聴器になります。

聞こえる耳側に補聴器、聞こえない耳側にクロス。と呼ばれる音の転送機器をつける事で、

聞こえない耳側から入る音が聞こえる耳側へ常時、転送されるようになります。

聞こえる耳側につける補聴器ですが、写真のように穴が空いています。穴を塞ぐと、聞こえる耳側からの音が聞きにくくなるため、穴を開けて、その耳側からの音もわかるようにしています。聞こえる耳側につける補聴器ですが、写真のように穴が空いています。穴を塞ぐと、聞こえる耳側からの音が聞きにくくなるため、穴を開けて、その耳側からの音もわかるようにしています。

聞こえる耳側は、このように穴を開け、聞こえない耳側にクロスを装用する事で、聞こえる耳側からの音も、聞こえない耳側からの音も聞こえるようにします。

このようにして、聞こえを改善させるのが、クロス補聴器になります。

クロス補聴器ができた経緯

一般的に聞こえを改善させる。と、考えた場合は、聞こえなくなった耳側に補聴器を装用して、聞こえない耳側を改善させる。という考えになります。

しかし、一部の聴力の方は、この方法では、聞こえの改善がほとんどできません

基本的に耳を治すことができない難聴は、ほぼ感音性難聴になります。生まれつきの感音性難聴、突発性難聴、ムンプス難聴、外リンパ瘻、聴神経腫瘍、いずれも、感音性カテゴリーに入る難聴になります。基本的に耳を治すことができない難聴は、ほぼ感音性難聴になります。生まれつきの感音性難聴、突発性難聴、ムンプス難聴、外リンパ瘻、聴神経腫瘍、いずれも、感音性カテゴリーに入る難聴になります。

基本的に耳が聞こえにくくなり、治らなかった難聴は、感音性難聴であることが多く、その症状には、

  • 音が聞こえにくくなる(聴力検査で調べられます)
  • 言葉が理解しづらくなる(語音明瞭度測定で調べられます)

の2つが出てきます。

そして、片耳のみ難聴の場合、片耳が全く聞こえない方、言葉を理解する力が大きく低下している方は、その耳側に補聴器を装用しても、ほとんど改善されません。

そのため、聞こえない耳側を改善する。という考えを変え、聞こえる耳側で、聞こえない耳側の音を聞く、という発想に変えました。

聞こえない耳側を補うことで、聞こえを改善できるのであれば、そのようにした方が良いのですが、残念ながら、一部の耳は、それができません。

それらの事から、このような改善方法が生み出されました。それが、クロス補聴器です。

それにより、今まで補聴器では改善できなかった方でも、聞きにくさの改善ができるようになってきました。

片耳難聴の聞こえとクロス補聴器で改善できる事

片耳のみ難聴の場合、基本的には、

これらの部分で聞きにくさを感じやすくなります。

主に聞こえない側から話しかけられたり、その方向からの音、呼びかけ。それらのものに気がつきにくくなってしまいます。

仕事をしている方ですと、会議の際に聞きにくさを感じてしまったり、職場で、仕事をしている際、何気なく呼ばれた際に気がつかなかったり……、というのがどうしても出てきやすくなります。

また、騒がしい中でのお話や複数の人とのお話では、聞きにくくなってしまうことが多く、そのほか、音の方向感覚もわからない。という特徴も出てきます。

クロス補聴器で、聞こえを改善した場合、主にこのような効果があります。

基本的には、聞こえない耳側から入ってくる音がわかりやすくなることで、今まで、気付きにくかった音や声がわかりやすくなる。というのが、大きな効果です。

また、会議の際やミーティングなどでも聞きやすくなることで、人とのコミュニケーションが楽になり、心の負担や聞きにくいことによる不安も、軽減されます。

ただ、騒がしい場所では、聞きにくさは、少々改善しにくく、少し程度であれば、改善できることもあるのですが、かなり騒がしい環境ですと、周囲の音が大きすぎて、よくわからない。ということも、度々あります。

また、音の方向感覚は、両耳で聞くことによって得られることですので、クロス補聴器でも改善は、できません。

残念ながら、耳が治る。というところまでは、いきません。

しかし、今現在、感じている不自由な部分をよくしたり、聞こえるようになる事で、不自由に感じる部分が少なくなり、今現在の生活をよりよくすることはできます。

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クロス補聴器の対象者(クロス補聴器が合う人)

それは、

  • 聴力低下が非常に大きいケース
  • 言葉が全然、聞き取れないケース
  • 聞こえない耳側が音が歪んで聞こえるケース

の3つです。

聴力低下が非常に大きいケース

こちらは、片耳が全く聞こえない方になります。

  • 生まれつき片耳のみ感音性難聴
  • 突発性難聴より、聞こえなくなった方
  • ムンプス難聴により、聞こえなくなった方
  • 外リンパ瘻により、聞こえなくなった方
  • 聴神経腫瘍摘出手術により、聞こえなくなった方
  • 原因不明の難聴により、聞こえなくなった方
  • 事故により、片耳のみ全く聞こえなくなった方

などが当てはまります。

片耳のみ非常に聴力低下が大きいケースは、聞こえなくなった耳側に補聴器をつけても、ほとんど効果が出ません。

補聴器を装用しても、聞こえるようになった感覚がせず、効果がでない典型例になります。

このような聞こえの方は、クロス補聴器の方が、聞こえにくさの改善は、しやすくなります。

言葉が全然、聞き取れないケース

クロス補聴器ができた経緯では、感音性難聴の症状に、言葉が理解しづらくなる。という症状が出ることを記載しました。

耳の世界には、このようなものもあります。耳の世界には、このようなものもあります。

そのため、耳には、聴力検査のほか、語音明瞭度測定と呼ばれる、言葉がどれだけ聞き取れるか。を調べる測定があります。

こちらの数値ですが、最良値が50%を超えている場合は、補聴器による効果が望める。と、なります。最も良い数値が、これよりも低い場合、補聴器を装用しても、聞きにくさの部分が強く出ることが多いです。こちらの数値ですが、最良値が50%を超えている場合は、補聴器による効果が望める。と、なります。最も良い数値が、これよりも低い場合、補聴器を装用しても、聞きにくさの部分が強く出ることが多いです。

難聴の原因によっては、聴力低下は、そんなに大きくないものの、この数値が非常に低い方がいます。

そのような方も、残念ながら補聴器を装用しても、思うように効果が出ません。

こちらのような症状が出るのは、

  • 突発性難聴によって、聞きにくくなった方
  • 聴神経腫瘍摘出手術により、聞きにくくなった方
  • 原因不明の難聴により、聞きにくくなった方

に見られます。

このような聞こえの方も、クロス補聴器で改善できると、聞きにくさを改善しやすくなるケースです。

音が歪んで聞こえてしまうケース

聞こえにくくなってしまうケースの中には、ある程度、聴力が残っているのに関わらず、その耳に音が入ると、非常に不快に感じたり、響いてしまい、辛いケースがあります。

上記のような聴力の場合、日常生活上で、聞きにくい耳側に大きい音が入った際、耳が響いてしまったり、特定の音が非常に辛く感じるケースがあります。

そのような耳の場合、その耳側の聞こえを補うと、返ってその感覚を強めてしまうことがありますので、補聴器では、改善できない特殊なケースの一つとなります。

このような耳になるケースですが、今のところ、確認できているところで

  • 突発性難聴により、聞きにくくなった方
  • 聴神経腫瘍摘出手術により、聞きにくくなった方
  • 原因不明の難聴により、聞きにくくなった方

で確認できています。

このような耳の方もクロス補聴器で改善できた方が良いケースになります。

まとめ

基本的にクロス補聴器で改善できるケースは、片耳のみの難聴であり、一般的な補聴器が聞きにくくなった耳側に合わない方となります。

そのような方にクロス補聴器は、適合します。

実際には、適合する。というよりも、一般的な補聴器では改善ができないため、クロス補聴器で改善する。というのが、正しいニュアンスになります。

なお、クロス補聴器か一般的な補聴器か、という部分につきましては、以下をご覧ください。

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クロス補聴器でちゃんと改善させるための形状選定

クロス補聴器で聞こえを改善していく際、厳密には、形状と性能。の2つを選んでいく必要があります。

クロス補聴器の種類には、いくつかあるのですが、結論から記載しますと、今現在、耳にかける耳かけ形補聴器しか、聞こえを改善させることができません

クロス補聴器の全体像として、選択肢としては、

  • 耳にかけて使用する耳かけ形補聴器
  • 耳の中に入れて使用する耳あな形補聴器

の2つがあります。

クロス補聴器の主な特徴です。基本的に耳にかけるもの、耳の中に入れるもの、の2つしか、種類は、ありません。クロス補聴器の主な特徴です。基本的に耳にかけるもの、耳の中に入れるもの、の2つしか、種類は、ありません。

それぞれの特徴は、こちらの通りです。

耳あな形のクロス補聴器をオススメしない大きな理由

耳あな形のクロス補聴器は、種類(形状)としてあるものの、実際には、聞こえを改善できないため、オススメしていません。

耳かけ形(よく使われるRIC(リック)タイプ)の補聴器の使用状態。耳かけ形(よく使われるRIC(リック)タイプ)の補聴器の使用状態。

まず、クロス補聴器の仕組みとして、聞こえる耳側に補聴器を装用し、聞こえない耳側にクロスを装用して、聞こえを改善します。

クロス補聴器の場合、聞こえる耳側につける補聴器は、必ず、穴が開いたものを使い、聞こえる耳側からの音を遮断しないようにします。クロス補聴器の場合、聞こえる耳側につける補聴器は、必ず、穴が開いたものを使い、聞こえる耳側からの音を遮断しないようにします。

その際、聞こえる耳側は、耳を塞いでしまうと、聞こえている耳側の音が聞きにくくなってしまいます。

そのため、一般的に使われる耳かけ形のクロス補聴器は、穴が空いた耳せんを使用し、

クロス側からも、聞こえる耳側からも、音が入るように工夫しています。

耳あな形のクロス補聴器は、耳の型を採取して、作る補聴器なため、耳が塞がれやすい状態になります。耳あな形のクロス補聴器は、耳の型を採取して、作る補聴器なため、耳が塞がれやすい状態になります。

問題は、耳あな形のクロス補聴器ですが、聞こえる耳側をこのように塞いでしまいます。

耳あな形のクロスは、聞こえにくい側からの音は、しっかり入るのですが、逆に今まで聞こえていた側の音が、耳が塞がれることにより、聞きづらくなります。その点が欠点です。耳あな形のクロスは、聞こえにくい側からの音は、しっかり入るのですが、逆に今まで聞こえていた側の音が、耳が塞がれることにより、聞きづらくなります。その点が欠点です。

すると、聞こえる耳側を塞いでしまう事で、特に聞こえる耳側の方の音が入りづらくなり、結構な聞きにくさを感じやすくなります。

実際に私の方では、このタイプのクロス補聴器を試作し、何名かのお客様に試したこともあるのですが、小さい声の方が、かなりわかりづらくなる、離れたところからの呼びかけに気がつかなくなるなど、弊害の方が大きいことがわかり、それがわかった頃から、扱っておりません。

対象となる耳かけ形のクロス補聴器の選択肢

以上のことから、今現在、クロス補聴器で聞こえを改善させる場合は、耳かけ形のクロス補聴器で改善して行くことになります。

その選択肢としては、このようになります。

違いは、目立ちにくく、扱うのが楽な小型のタイプか、少し形状が大きくなる代わりに電池の保ちが良いタイプの2つがあります。

小型タイプのメリット、デメリット

小型のタイプは、主に小さいことから、耳に乗るのが軽く、長く使用しても、疲れにくい。という特徴があります。

それらのことから、目立ちにくいものが良い、扱うのが楽なものが良い、初めてクロス補聴器を使用する方にオススメです。

欠点は、電池の短さで、小型にしている分、使用できる電池が小さく、少し保ちが悪くなります。

そのため、使いやすさを重視したり、目立ちにくさを重視する方にオススメです。

標準タイプのメリット、デメリット

標準タイプは、全ての機能を兼ね備え、形状が大きい代わりに電池の容量も多くなっているタイプです。

ご自身で色々と補聴器を操作したい方や電池の保ちが良いものが良いという方にオススメです。

欠点は、形状が少し大きいことにより、人によっては、少し目立ちやすくなったり、

一部、耳にかかる部分が痛くなる方がいます。そのような方は、小型のタイプの方が、痛みもなく、楽に使えます。一部、耳にかかる部分が痛くなる方がいます。そのような方は、小型のタイプの方が、痛みもなく、楽に使えます。

一部の人は、耳の上の部分が痛くなる方がいます。仮に痛みが出る方は、小型タイプの方が、負担(重さやかかりのきつさ)がないため、こちらの方が使いやすくなります。

仮にこちらのタイプにする場合は、実際に少し試聴なり、貸出など行い、耳が痛くならないか、問題なく使えるかを確認できると、ベストです。

形状のまとめ

クロス補聴器の場合、実質、対象となるのは、耳かけ形のクロス補聴器のみとなります。

耳あな形のクロス補聴器は、過去に色々と加工もしてみましたが、一向に改善できなかったため、今現在、オススメしません。

クロス補聴器は、いくつか種類があり、実際に改善できるものには、限りがありますので、実際に改善する場合は、お店の人に伺いながら、聞こえの改善をご相談できると良いです。

なお、形状や補聴器の選定ですが、上記には、あくまでも傾向を記載したものになります。

もしできるのであれば、実物に触れたり、実物を試聴なり、貸出なりさせてもらい、どのくらい改善されるものなのか、扱う上で問題ないものなのか。というのを確認できるとベストです。

上記のものは、あくまでも傾向であり、ご自身が使用した際に確実に感じるものでもありません。

実際に使用してみた感覚で、使いやすいクロス補聴器を選べると、それだけ、良い補聴器を選べることに繋がります。

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クロス補聴器の性能の理解

クロス補聴器の性能は、金額に大きく影響する部分です。

こちらに関して、ご理解しておきたいのは、

  • どの補聴器でも基本的な改善は、できる
  • 金額で大きく変わるのは、聞こえを改善した後の問題を改善する機能

の2つです。

どの補聴器でも基本的な改善は、できる

まず、補聴器の性能でご理解いただきたいのは、どの補聴器でも基本的な改善は、できることです。

高額な補聴器でないと、聞きにくさは、改善できない。ということは、ありません

補聴器の機能には、

  • 聞こえを改善させるための機能
  • 聞こえを改善した後の問題を改善する機能

の2つがあります。

どんな補聴器にも必ず、調整する機能が付いています。上記のものは、12chのスタンダード的な補聴器で、12chの通り、周波数が12等分されており、それぞれ別に調整することができます。どんな補聴器にも必ず、調整する機能が付いています。上記のものは、12chのスタンダード的な補聴器で、12chの通り、周波数が12等分されており、それぞれ別に調整することができます。

聞こえを改善させるための機能は、どの補聴器にも搭載されています。

上記にうつっているのが、ch(チャンネル)と呼ばれるもので、聞こえを改善させるために使われる機能の代表格になります。

これは、どれだけ周波数別に細かく調整できるのか、を表すもので、多いと多いほど、細かく調整することができます。

金額が高くなるとなるほど、この機能は、優れてきます。多く細かく調整できるようになり、微修正がしやすくなるのが、特徴です。

ただ、クロス補聴器の場合、基本的に10〜12chもあれば、十分です

それ以上の性能(金額差)は、抑制機能の性能差が大きくなります。

金額で大きく変わるのは、聞こえを改善した後の問題を改善する機能

クロス補聴器で聞こえを改善させると、良くも悪くも、色々な音が入ってくるようになります。

風の音、周囲の音、人の声、これらは、聞こえるようになって良い部分もあれば、多すぎると、逆に邪魔になったり、鬱陶しく感じたりします。

そのため、補聴器(クロス補聴器)では、抑制してもあまり問題にならないであろう音は、抑制したり(邪魔に感じやすい音)、騒がしい中では、周りの音に邪魔されて聞きにくくなってしまう問題をなるべく改善できるように、特定の方向から音を入れるようにしたりして、なるべく改善できるようにしました。

その機能が、聞こえを改善させた後の問題を改善する機能です。これらの機能の有無、そして、性能の良さによって、金額が大きく変わります。

どのクロス補聴器にも車のようなグレードがあり、Aという補聴器の300、500、700、みたいに数値が大きくなると良いグレード。と、補聴器の場合は、なっていく事が多いです。

性能のまとめ

こちらに関しては、どのクロス補聴器でも基本的な改善は、できることを忘れずに、ご自身が出せる範囲内の物であれば、大丈夫です。

良いものは、良いのですが、基本的な改善は、どれもあまり大きく変わらない状態になります。

高額になってくると変わるのは、騒がしい中での聞こえの改善度や補聴器によって、大きく感じやすい特定の音、周囲の音が抑制され、長く使っていても、疲れにくい。騒がしく感じていた部分が、和らぎやすい。というところです。

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聞こえの効果をしっかり出すための調整ポイント

基本的に補聴器の場合は、聞こえを改善させるための音の調整があります。

これは、聞こえにくさを改善させるために、どの部分まで、聞こえを改善させると良いか。というものになるのですが、クロス補聴器の場合、良くも悪くも、音を転送させる事がメインになりますので、そのような部分は薄くなります。

しかし、そんなクロス補聴器にも、改善できると良い部分は、あります。

まず、クロス補聴器の場合、聞こえに影響しやすいのは、この部分になります。だいたい750Hz〜あたりで、少し高めの音の部分が影響しやすくなります。

補聴器のソフトには、今現在、どのくらい改善できると良いのかの数値が出てきますので、それも見ながら、状況を把握できるといいですね。補聴器のソフトには、今現在、どのくらい改善できると良いのかの数値が出てきますので、それも見ながら、状況を把握できるといいですね。

そのため、この部分を補聴器の調整ソフトで出てくる改善目標値付近まで、改善できると、聞きにくさは、改善しやすくなります。

あくまでも一つの手段には、なりますが、このようにきつく感じやすいところを下げ、聞きやすくする。使いやすくする。という方法もあります。あくまでも一つの手段には、なりますが、このようにきつく感じやすいところを下げ、聞きやすくする。使いやすくする。という方法もあります。

初めて補聴器を使用する場合、音が少々高く感じ、きつい感覚を感じることがあります。

その場合は、少し、その部分を下げて使用し、1〜2週間使用し、聞こえてくる音の感覚に慣れてきた頃に、その部分も、改善してあげられると、聞きにくさは、改善しやすくなります。

基本的に音を転送することがメインには、なるのですが、調整部分も聞こえの改善に影響します。

聞こえていると良い部分まで、こちらもなるべく改善できるようになると、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

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クロス補聴器での実際の改善事例

こちらでは、クロス補聴器を使用して改善した実際の方々をご紹介します。

どのように考えて、改善したのか。その点については、リンク先に記載していますので、ご参考にしてみてください。

生まれつき片耳のみ感音性難聴の方

どのようなことでお悩みでしたか?

実際に補聴器をお使いになってみて(ご相談されてみて)いかがでしょうか?

実際のアンケート内容

【実例】片耳、生まれつき感音性難聴の方を補聴器で改善した事例生まれつきの感音性難聴で全く片耳が聞こえない方を補聴器で改善しました。耳の状況から補聴器での改善は難しいと判断し、クロス補聴器という特殊な機器で改善していきました。そのポイントについて、まとめてみました。...

低音障害型感音難聴により、片耳が聞こえなくなってしまった方

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

実際のアンケート

片耳のみ低音障害型感音難聴の方、クロス補聴器で改善片耳のみ低音障害型感音難聴の方を改善した事例になります。耳の状況から、どのように改善したのか。その部分に感して、全て記載してみました。同じように聞きにくさを感じている方がいれば、ご参考にしてみてください。...

突発性難聴により、聞きにくなってしまった方

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

実際のアンケート

【実例】突発性難聴で、片耳聞こえない(音が響く)方を補聴器で改善突発性難聴により、片耳、聞こえない方(音が歪む)を補聴器で改善しました。どのように改善したのか、その改善方法を中心に記載しました。聞きにくさにお悩みの方は、ご参考にしてみてください。...

他の症例は?

このほか、改善症例については、

にもまとめています。

他、知っておくと良い事

うまく改善できない時は?

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クロス補聴器は、片耳のみ難聴で、かつ、一般的な補聴器では、改善ができない方々のために作られた補聴器です。

今現在、補聴器で改善できる人は、あくまでも、補聴器の適性がある方のみになり、それ以外の方は、改善ができません。

そこで、クロス補聴器は、聞こえにくい耳側の音を聞こえる耳側に転送して、聞こえを改善するようにしました。そのおかげで、今まで、聞こえにくさを改善できなかった人達も、徐々に改善できるようになってきました。

それでも、まだまだ耳が治る。というところまでは、いかないため、少し聞きづらさも出てしまうこともあります。

しかし、補聴器を使用している私自身が感じるのは、耳を治すことはできないけれども、今までの生活をよりよくすることは、できる。それが、補聴器なんだと思います。

こちらには、クロス補聴器に関して、まとめてみました。

聞きにくさを抱えている方々に対し、少しでも貢献できたのであれば、幸いです。

なお、当店でも、聞きにくさの改善は、承っておりますので、お悩みの方は、お気軽にご相談ください

聞きにくさの改善をサポートさせていただき、現状をよりよくさせていただきます。

ABOUT ME
深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”こちらをどうぞ。また、連絡先は、”お問い合わせページにあります。
【聞こえにお悩みの方へ】補聴器のご相談や聞こえの改善、承ります

当店は、東京都墨田区で生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店です。補聴器使用者の視点も含めて、補聴器のご相談や聞きにくさの改善について、承っています。

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  • どこに相談したら良いかわからない方
  • 別の場所で、うまくご相談ができなかった方
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などいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。お悩みの改善をさせていただきます。

当店の特徴については、以下の通りです。この先にお問い合わせ先がございますので、そちらより、お問い合わせ願います。また、当店をご利用になったお客様の改善事例もまとめています。

お店の特徴を見るお客様の改善事例

なお、聞こえの改善については、以下にまとめています。お悩みの方は、ご参考にしてみてください。

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