購入後の知識

クロス補聴器の聞こえにくさを減らすためのフィルターの交換方法

深井 順一|パートナーズ補聴器

聞こえの改善や補聴器のことについては、【FAQ】聞こえの改善と補聴器のFAQへ。お客様の改善事例は、聞こえの改善成功事例へどうぞ。

クロス補聴器で聞こえる側につける補聴器には、故障を防止するフィルターがついています。このフィルターは、故障を防ぐためについているものではあるのですが、このフィルターが詰まってしまいますと、聞こえにくくなる要因になります。

そのため、予め交換方法に関して理解しておけると、仮に聞きにくくなった際、ご自身でその場で改善させることができる様になります。

その様にできれば、聞きにくさによって困ることは少なくなりますし、故障そのものも少なくできます。

今回は、こちらに関して、記載していきます。

クロス補聴器のフィルター交換

ここでいうフィルターとは、

この白い部分になります。こちらは、冒頭の通り、故障を防止するためのフィルターで、この奥から、音が出ているのですが、その奥に、音をだすレシーバーという部品があります。

この部品を守るのが、このフィルターの役目です。しかし、汚れが多くなってくると、目詰まりを起こし、音が聞こえなくなったり、聞きづらくなったりします。

そのため、この部分に関しては、交換できる様になっており、交換方法を理解しておいた方が、聞きにくさによって困ることを少なくできます。

この部分の交換方法ですが、クロス補聴器を購入した際に1つ、この様な交換部品が付属されています。こちらを使って、フィルターの交換を行なっていきます。

まず、交換先に耳せんがついていますので、ここを外します。耳せんは、結構、がっちりついていますので、先端を持って外します。※がっちりつかないと耳の中で外れることがあるためです。

その後、上記の写真の様にフィルターが見える様になりますので、この部分を交換していきます。

先ほどのフィルターのものを開けていただくと、この様に黒い棒の様なものが出てきます。

何もついていない側は、今現在、ついているものを取り出す部分、そして、フィルターがついている側は、交換するためのフィルターがついています。

何もついていない側は、今現在、ついているものを取り出す部分、そして、フィルターがついている側は、交換するためのフィルターがついています。

一つ取り出してみると、それぞれの先端にフィルターがついているものと何もついていない側があります。

はじめに元々ついているフィルターを取り出します。

はじめに元々ついているフィルターを取り出します。

はじめに何もついていない側をそのまま、フィルターの部分に刺します。

その後、引っ張ると、引っかかって、ついていたフィルターが取れる様になります。

フィルターを取り出したら、今度は、新しいフィルターをつけます。これで、フィルターの交換は、終了です。

フィルターを取り出したら、今度は、新しいフィルターをつけます。これで、フィルターの交換は、終了です。

次は、交換する用のフィルターをそのまま差し込めば、OKです。

すると、この様にフィルターを交換できます。

最後に耳せんを付け直し、これで終了です。なかなか文章だとわかりにくいところは、あるかもしれませんので、実際に実演してもらえると、わかりやすいかと思います。

交換の目安とお勧めの運用方法

このフィルターの交換の目安は、人によって大きく変わってしまうのですが、耳がそんなに汚れない方であれば、2〜3ヶ月に1回、汚れやすい方ですと2週間〜1ヶ月に一回ほどになります。

耳の汚れやすさが高いと高いほど、目詰まりを起こす頻度、レベルが上がりますので、交換頻度は、自ずと高くなります。

しかし、耳がそんなに汚れなければ、目詰まりを起こすことは、あまりないため、2〜3ヶ月ほどの周期でも十分、聞こえをキープすることができます。

交換する部品は、補聴器屋さんで売っていますので、定期的に購入できると良いですね。

交換する部品は、補聴器屋さんで売っていますので、定期的に購入できると良いですね。

この部品に関しては、補聴器屋さんで売っていますので、もしできるのでしたら、クロス補聴器の定期点検のついでに部品の補充をすれば、長く活用できるかと思います。

1つ864円(8%税込)で売っており、1セット8本入っていますので、ついでに買うくらいがちょうど良いです。

また、これは、目詰まりを起こしやすい方に限りますが、その様な方は、補聴器に必要なものを一式まとめられるポーチを用意して、まとめて管理できると良いです。

その中に必要な電池やフィルターの交換部品、そして、ケースなどまとめて入れられると何か合った時にも対応しやすくなり、管理が楽になります。

まとめ

クロス補聴器のフィルター交換は、詰まりやすい方にとっては、覚えておいた方が聞きにくくなる要因を下げられますので、おすすめです。

その場合、定期点検の際にフィルターを購入することを忘れない様にし、かつ、持ち運びもできる様にしておけると、さらに活用しやすくなります。

フィルターがない時代は、その先にあるレシーバーという音が出る部品が故障し、壊れるたびに平気で、20,000円ほど飛んでしまったのですが、今現在は、フィルターをつけることにより、そこの故障の防止をしています。

そのため、中には、聞きにくくなることもあるのですが、この様に対処方法を予め理解できると、クロス補聴器は、より活用しやすくなります。

https://l-s-b.org/2018/07/care-cros-hearing-aid/

https://l-s-b.org/2018/08/drying-agent-to-prevent-failure/

https://l-s-b.org/2018/08/few-breakdowns/

クロス補聴器に関する他の内容

https://l-s-b.org/2014/05/cros-hearing-aid/

https://l-s-b.org/2014/07/one-side-hard-hearing-inconvenience/

故障しないための定期点検

https://l-s-b.org/2018/07/periodic-inspection/

故障した時の修理について

https://l-s-b.org/2018/08/response-in-case-of-breakdown/

故障しないようにする日頃のケア

https://l-s-b.org/2018/07/care-cros-hearing-aid/

クロス補聴器の電池について

https://l-s-b.org/2018/08/battery-care/

クロス補聴器を使う際の注意点

https://l-s-b.org/2018/08/measures/

クロス補聴器を無くさないようにする

https://l-s-b.org/2018/08/cause-cause/

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深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。生まれつきの難聴者で7歳の頃から補聴器を使っています。補聴器の販売員としての知識、技術に加え、一人の難聴者が自分自身の聞こえを改善した知識、技術も組み合わせながら、聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。
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