クロス補聴器の購入時、覚えておきたい故障を防ぐためのケア方法
クロス補聴器を購入した後は、ご自身が使用する補聴器のケア方法に関して学んでおくと、いざという時に改善できたり、故障する回数を少なくでき、困ることを少なくできます。
クロス補聴器を購入した際に覚えておきたいことは、
- 音が出る部分のフィルターの交換方法
- 故障の要因となりやすい汗、湿気の対応方法
の2つです。
補聴器の音が出る部分が詰まってしまうと音が聞こえなくなってしまうため、交換方法を予め知っておけると、いざという時に自分で修復できたりします。
また、クロス補聴器の故障の大半である汗や湿気に関することも知っておけると、故障を少なくでき、故障して使えない時期も少なくできますので、困る機会も減らす事ができます。
今回は、こちらについてまとめていきます。
クロス補聴器のフィルター交換
クロス補聴器は、聞こえる耳側につけている補聴器の方から音が出ています。
ちょうどこの部分になるのですが、ここに汚れ防止のためのフィルターがついています。
この部分が汚れにより、詰まってしまうと、音が聞こえなくなってしまうため、ここの部分の交換方法については、予め理解しておけると、聞きにくくなった際に自分で対応する事ができますので、良い状態で使用し続けられます。
この部分は、このようなフィルターを交換する道具が補聴器1台につき、付属されています。そして、交換の目安は、人によって異なるのですが、そこまで汚れない方であれば、2〜3ヶ月に1回交換、汚れやすい方の場合は、2〜3週間に1回交換、くらいになります。
目安は、フィルターの部分が半分ほど汚れてしまったか、聞こえなくなってしまったか。の2つです。こちらを確認しながら、交換できるとベストです。
なお、このフィルターは、なくなってしまった場合、補聴器の販売店さんに売っていますので、補聴器の定期点検の際などに購入できると、補聴器の状態を見ていただきつつ、部品の補充もする事ができます。
フィルターの部分は、意外にも汚れやすい部分になりますので、できるなら、ご自身で交換できると、聞きにくくなった際、ご自身で改善させる事ができるようになります。
https://l-s-b.org/2018/08/change-filter-cros-hearing-aid/
クロス補聴器を乾燥させてケアする
補聴器は、汗や湿気といった水ものに弱い傾向があります。そのため、補聴器販売店では、乾燥剤の入ったケースを購入時に付属したり、販売していたりします。
基本的には、このような形のものです。中には、もっと効果が高い
専用の乾燥ケースタイプもあったりします。
ここからが重要ですが、夜寝る前など、クロス補聴器を長く使用しない時は、このような乾燥ケースに入れて、乾燥できると、故障の確率を下げられます。
出かける際に外したり、一旦、しまう機会がある場合は、このような持ち運び用のケースを持ち歩き
夜寝る前や長時間、使用しない時は、このような乾燥ケース、というような使い分けができると、使用しない時にクロス補聴器のケアができ、クロス補聴器そのものに関しても、長く使用できるようになります。
使い方での注意点ですが、クロス補聴器を中に入れる際、電池が入っている場所は、開けたままにして、中まで乾燥できるようにします。
そして、電池は、その上に乗せられるようになっていますので、そこに置いて、保管しておきます。
ただ、これだけです。電池は、中に入れたままにしても良いのですが、電池の減りが早くなり、かつ、電池が邪魔で、中まで乾燥しづらくなるため、外して、乾燥するのが、一番良い方法です。
なお、もし汗をよくかく方や夏の時期は、どうしても補聴器そのものに汗がつきやすくなります。
その場合は、軽く布などで補聴器の表面を拭いてあげ、拭いた後に、乾燥ケースに入れるようにするとなお良しです。
https://l-s-b.org/2018/08/drying-agent-to-prevent-failure/
故障を防ぐためのケア方法のまとめ
さて、まとめていきます。クロス補聴器の場合、使用していて聞きにくくなる要素は、
- 補聴器側のフィルターに汚れが詰まってしまい、聞きにくくなる
- 補聴器側、クロス側が汗や湿気により、故障する
の2つが多くなります。その対処方法を上記に紹介しました。
それぞれ、フィルターの交換方法、そして、汗や湿気による故障を防ぐために乾燥剤を使用して、なるべくクロス補聴器に汗や湿気のダメージを残さないようにする事により、より良くする事ができます。
クロス補聴器の故障に関しては、上記の事をしたとしても、壊れる時は、壊れてしまうのですが、それでもしていただいた方が壊れにくくなります。
仮に購入する場合は、こちらの事について、予め聞いておくか、ご自身で理解しておきましょう。クロス補聴器で聞こえを改善した後は、その聞こえをどう維持するか、聞こえる状態を長く続けられるかが大切になってきます。
これらの事を行えるようになると、聞こえる状態を長く続けられるようになり、結果的にクロス補聴器を活用しやすくもなります。
https://l-s-b.org/2018/08/few-breakdowns/
クロス補聴器に関する他の内容
https://l-s-b.org/2014/05/cros-hearing-aid/
https://l-s-b.org/2014/07/one-side-hard-hearing-inconvenience/
故障しないための定期点検
https://l-s-b.org/2018/07/periodic-inspection/
故障した時の修理について
https://l-s-b.org/2018/08/response-in-case-of-breakdown/
故障しないようにする日頃のケア
https://l-s-b.org/2018/07/care-cros-hearing-aid/
クロス補聴器の電池について
https://l-s-b.org/2018/08/battery-care/
クロス補聴器を使う際の注意点
https://l-s-b.org/2018/08/measures/
クロス補聴器を無くさないようにする
https://l-s-b.org/2018/08/cause-cause/