2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

カテゴリー:補聴器

優秀な補聴器販売員に共通する要素とは

ふと思ったのですが、優秀な販売員ってどんな人だろう、と考えました。ついさっき、これに関して考えさせられることがあったわけですが、こちらに関して自分が感じることを載せてみます。

この場合の販売員とは、セールスがうまいというより、聞こえにくさを改善させることがうまい人、という意味で、補聴器の販売員には、一般的にいうセールスマンと聞こえにくさを改善させることがうまい人、その2つがあります。

私が目指しているのは、もちろん、聞こえにくさを改善させることがうまい人であり、こちらでは、その優秀な販売員に共通することは何か。それを考えてみることにしました。

その際、私が思ったのは、解決の道筋を立てられるか、自分の中でフィードバックを得る仕組みを構築しているか、カテゴライズし、情報を蓄積できるようにしているか、の3つです。この3つがある人は、高確率で優秀な人です。

認定補聴器技能者の資格があるかないかより、この3つの能力があるのか。それが優秀な人とそうでない人を分ける要素。と、私は、思っています。

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軽度難聴の方に補聴器が有効か、そうでないかの見分け方

少し難しい内容になるのですが、軽度難聴の場合、補聴器の効果が望めるのか、難しいのか、聴力データだけではわかりにくいことがあります。その場合、私の方で行なっているのは、耳ベース(聴力データ)で考えるのではなく、補聴器ベースで考え、改善が見込めるか、そうでないかを判断しています。

少し専門的な内容が入りますが、なるべくわかりやすく記載していきます。

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この業界をよりよくするために必要なものと個人的にやりたいこと

新年あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、新年あけて、早速ですが、個人的にこの業界をよりよくするために必要なこと、自分がやりたいと思っていること、この2つに関して、載せていきます。

実行するかはともかく、難聴の方や難聴になってしまった方々がよりよくなる世界を考えた際に、これらのことは、必要かなと感じています。

新年あけて暇なので、載せていきます(ww

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一年間、実際にお店を持ってみた結果、こんな一年でした

さて、本日を含め、あと2日もすれば新年ですが、私のところは、昨日、12月29日で、仕事納めです。今現在は、残りの仕事をこなしながらブログを執筆中。年始は、1月6日(金)から開始します。

今年の総括ということで、一年間、実際にお店を持ってみて、ブログを活用しながら、補聴器の販売や相談を受けてみた結果、どのような一年だったのか。こちらに関してまとめていきます。

私のお店は、ほぼインターネットと言いますか、このブログからお問い合わせや相談いただき、補聴器の販売やご相談を受けています。その結果ですね。

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クロス補聴器の効果を感じやすい人、そうでない人

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クロス補聴器とは、片耳のみ難聴である方に使用される少し変わった機器です。こちらに関しては、補聴器を装用することにより、聞きやすさを感じやすい方とそうでない方に分かれます。言い方を変えますと効果を実感しやすい方とそうでない方です。

私のところでは、相談いただく方も多いので、それらの方々を対応してわかったことに関して載せていきます。なお。最終的には、ご自身の感覚で理解されることをお勧めします。

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補聴器で補える聴力は、どのくらいから?

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補聴器の使用を考える前に「どのくらいから補聴器は使えるのだろうか」「少し聞きにくいくらいだけれど補聴器は、効果があるのだろうか」このような疑問をお持ちの方は、いらっしゃいますでしょうか。

補聴器は、聞こえを改善させる機器ではありますが、その改善度、聴力をより良くさせる数値に関しては、限度があります。そのため、あまりにも聴力が良い方や補聴器を装用して目指す改善値付近の場合は、ちょっと効果を得にくい傾向があります。

こちらでは、補聴器で補える聴力から、補聴器は、どこまで改善させられるものなのか。それについて載せていきます。数値で理解できれば、より補聴器に関しては、理解しやすくなります。

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イヤモールドの未来は、おそらくスマホ→カシャ→自宅お届け

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さて、唐突に始まりました。私の妄想シリーズ。補聴器業界の未来は、こんな感じになるのではないか?そんな予想をしていきたいと思います。

アマゾンダッシュが本格的に他の商品にも適用できるようになれば、補聴器の電池は、ポチっ!→自宅お届けになるのではないかと考えていますが、個人的には、イヤモールドもなんか、そんな感じになりそうな気がしています。

今回は、そんな妄想話。

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クロス補聴器に関してよくいただく3つの質問

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最近、クロス補聴器に関して、書いていないなぁ・・・ということで、よくいただくクロス補聴器の質問、言い換えれば、皆さんが感じている疑問点ですね。そちらに関してまとめていきます。

なお、こちらは、クロス補聴器を装用する前にいただく質問となります。当店の場合、一般の補聴器販売店より、クロスに関して問い合わせいただくことが多いため、その中でよくいただく質問、3つを載せていきます。

ご参考にどうぞ。

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新製品発表で密かにちょ〜気になっているエクスパンションの改善

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先日、フォナックのセミナーに参加し、個人的に、密かに気になっているものがあります。それは、エクスパンションと呼ばれる要素です。新しい補聴器では、こちらに関して、より効果的に行う仕様になったとか。

補聴器を調整する人間としては、ここが一番気になったところです。マーケティング的思考では、先日書いた内容が気になったところですね。

ちょっとこちらに関して、私が感じたことをまとめていきます。

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【2016年12月】フォナック新製品セミナーへ参加してみた

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私のところで、取り扱っている補聴器のメーカー、フォナックさんが新製品を発表するとのことで、セミナーに参加してきました。正直、感想としては、想像以上で、考えさせられることも多々ありました。

セミナー内容を一部記載すると共に、私自身が感じたこと、思ったことも載せていきます。

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補聴器販売者技能向上研修に参加してみた

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先日(12月4日)、一般社団法人日本補聴器販売店協会が主催した補聴器販売者技能講習研修に参加してみました。約400人ほどの人が来たようで、多くの補聴器販売に携わる方々が参加。補聴器の適切な販売を目指し、基礎的な内容の講習会でした。

参加した手前、こちらに関して簡単にまとめていきます。なお、参加して感じたことの詳細や疑問に感じたこと。自分の考えは、後日に記載していきます。まずは、概要をまとめていきます。

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補聴器の聞こえ改善のベースと形状、性能の関係

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補聴器のことを理解する際にまず押さえておきたいのは、補聴器の聞こえは何によって決まるのか。という点です。そして、それが形状や性能という要素にどのように関わってくるのか。補聴器の全体像を知ることとなります。

重要なのは、どの部分がどれだけ聞こえの改善に貢献できるのか。その点を理解することです。

補聴器の全体像

基本的に補聴器の要素には、大きく分けると以下のようになります。

聞こえ改善のベースがあり、それ以外に形状や性能があります。聞こえ改善に最も貢献するのは、この聞こえの改善のベースの部分となります。

そして、形状や性能は、実際に補聴器を選択する上での要素となります。補聴器の形状による特徴や性能による特徴はあるのですが、それらの特徴よりも聞こえの改善に貢献するのは、聞こえ改善のベースの部分です。

聞こえ改善のベース

補聴器の改善でベースとなる部分は、上記の通り

  • 補聴器の出力
  • 補聴器の調整(合わせ方)

の2つがあります。

補聴器の出力

補聴器の出力とは、単純に補聴器からでる音の大きさになります。補聴器には、どのような難聴レベルの方が使用できる製品なのか。その表記があります。

補聴器には、必ず対応できる聴力が記載されている。それに合うものであれば、ほとんどの聴力で活用できる。

補聴器には、必ず対応できる聴力が記載されている。それに合うものであれば、ほとんどの聴力で活用できる。

例えば、軽度難聴の方であれば、軽度難聴用、もしくは、軽度難聴対応という表記があれば、概ね、耳の聞こえにくさを補うことができます。

自分の難聴レベルがわかればどの補聴器が自分の耳を補えるのか。その点を理解することができますので、はじめに見るのは、どの補聴器が自分の耳を補えるのか。その点を理解することになります。

補聴器の調整(合わせ方)

補聴器の調整の部分は、厳密には、どのようにして、自分の耳の状況を理解し、補聴器で改善できる目標となる部分まで改善させるかとなります。

補聴器の世界には、補聴器を装用した状態でどのくらい聞こえるのかを知るツールがあります。

こちらはその一つ、音場域値測定と呼ばれるものです。見方は、赤い△が目標となる改善値で、△が補聴器を使用していない状態、▲が補聴器をつけた状態になります。こちらで聴力から改善目標となる数値を決め、そこまで達成させるということができれば、補聴器でできる限りの改善を行うことができます。

この際重要なのは、目標となる部分まで聞こえを改善させることとなります。実際には、自分が感じる音の感覚を吟味しながら、改善できるところまで改善させることにより、補聴器の効果というのは、上がりやすくなります。

なお補聴器は、残念ながら聞こえを元に戻すことはできません。中等度難聴くらいの聴力の方を聴力ベースで補聴器の聞こえ改善の数値を見てみますと

このようになります。正常な聴力の人は、全周波数で0〜10dBあたりで聞こえているのですが、正常の範囲内は、0〜25dBになります。補聴器で改善させられる数値をみてみますと、良いところで35dBほどになります。実際には、30dBくらいまで改善させているケースもありますが、25dB、20dBまで大きくすると周囲の音が大きすぎたり、日常生活上の物音がかなり大きくなってしまうため、使いづらい補聴器になりがちです。

そのため、今現在は、よくできて30〜35dBほどになります。ただ、耳を治すことはできなくても聞こえを改善させることはできます。そしてその鍵は、ちゃんと自分の聞こえを可視化し、数値化して、どこまで改善しているのか。目標となる部分まで改善できているのか。それらの部分をみながら、調整していくことです。

そのように行うことで、自分の状態をよりよくすることができます。

まとめ

補聴器で聞こえを改善させるベースは、

  • 補聴器から出せる音の出力
  • 補聴器で目指す音の聞こえ(調整)

この2つにより、決まります。この部分でほとんどの聞こえの要素が決まりますので、補聴器を理解する上で、最も重要な要素と言えるかもしれません。自分の聴力に対応する機器で、ちゃんと改善できるところまで改善させる。そのようにすることで、補聴器ができる限りの改善を行うことができます。

形状や性能というところに目を奪われがちですが、もっとも聞こえの改善に貢献するのは、この部分です。性能がよかったとしても、聞こえるところまで音を大きくしてあげないと聞こえることはありませんし、形状は、使いやすさの部分で関わってくるものですので、聞こえを改善させる。という要素は、あまり影響を受けません。

どのように改善させるのかは、言い換えればどこまで聞こえさせるのかというものと同意です。その”どこまで聞こえさせるか”により、補聴器の効果がほとんど決まります。

こちらに記載したのは、あくまでも全体像の説明ですので、別のところでそれぞれの詳細に関しては、記載していきます。

気になるベースの部分とお金の関係

上記の内容では、いくつかきになるところがあるかもしれません。例えば

  • 補聴器の金額により、出力は変わるの?
  • 補聴器の金額により、目標にできる聞こえ改善値は変わるの?

の2つです。

補聴器の金額により、出力は変わるの?

あくまでも私のところで扱っているフォナックというメーカーの製品は、変わりません。他のメーカーさんだと変わる可能性はあります。

目標にできる聞こえ改善値は変わるの?

基本的に変わりません。ですので、高額なものは、より改善目標を高くできる、平均的な金額のものは、改善目標が低くなる、ということは、今現在の状態では、あまりありません。

よく高い補聴器ではないと(ここにおける高い補聴器とは、一台あたり、30万以上とします)聞こえは改善できないのではないかとご心配になる方もいますが、そのようなことはありません。

ある程度、調整できることが条件ですが、改善目標となる部分を定め、そこまで改善させることができれば、それなりに効果を感じるようになります。ある程度調整できると記載しているのは、いくら目標の部分が変わらなくても、調整しづらいものは、そこまで達成させるのが、難しくなることがあるためです。

聞こえの改善のベースのまとめ

さて、まとめていきます。少し前にまとめましたが、基本的に補聴器の聞こえの改善のベースとなるのは、

  • 補聴器から出せる出力
  • 補聴器で聞こえ改善の目標値を決め、改善させていく

の2つになります。これらを行うことにより、補聴器でできる改善を行うことができます。

出力が聴力に対し足りない場合は、改善できませんし、目標値を決めないで、そのまま調整しても、聞きにくさは軽減したかもしれませんが、どのように聞こえているのか。それは、理解しづらい状況となります。

補える出力がある補聴器を選び、改善できるところまで改善させる。この部分が補聴器の聞こえのベースとなる部分です。

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バイクロス補聴器の調整と耳に合わせる基本

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ほとんどの補聴器には、音を調整して、どのくらい聞こえさせれば良いのか。確認方法から、聞こえを改善させる目標値まで、おおよその部分は、決められています。

基本的に補聴器は、聞こえの改善が見込める数値、すなわち目標値を設定し、そこまで聞こえを改善できるようにしていきます。そして、日常生活でも使えるように音を聞こえるようにしつつ、使える範囲内にしていきます。これが補聴器の調整の基本です。

では、どのようにしていくのでしょうか。バイクロス補聴器における目標値と確認方法。調整の基本に関して載せていきます。

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バイクロス補聴器の形状と形状による効果の違い

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バイクロス補聴器とは、両耳とも聞こえにくく、左右の聞こえが異なり、かつ聞こえない耳には、補聴器を装用しても効果が出にくい方が使う補聴器です。

聞こえの良い耳は、補聴器でそのまま聞こえを補い、聞こえにくい耳は、クロスと呼ばれる音の送信機をのせ、聞こえる耳に音を転送します。このようにすることで、聞きにくさを改善させます。

では、この機器には、どのような形状があり、そして、形状により、聞こえの効果は、どう変化するのでしょうか。こちらに関して、記載していきます。

なお、初めから結論を記載しますと、この機器は、クロスの形状により、聞こえの効果が大きく変化します。そのため、ちゃんと聞こえを改善させる場合は、形状による効果の違いを理解する必要があります。そうしなければ、本来得られるべき効果を得ることができなくなりますので、その点にご注意ください。

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クロス補聴器に搭載されている性能と基本の3要素

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補聴器は、金額により、大きく左右されます。クロス補聴器も同様で、金額の差は、ほぼ性能の差になります。

では、クロス補聴器の場合、どのような性能があり、それらがどのように異なるのでしょうか。こちらに関して載せていきます。

簡単に言いますと金額が良いものほど、聞こえる音の快適性を重視しつつ、なるべく聞きにくくならないようにしてくれます。

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補聴器の使用年数(寿命)と買い替えサイクル

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補聴器は、お値段がすることもあり、どのくらい使用できるのか。使い続けていけるのか。こちらが気になる方もいるのではないでしょうか。

結論から言いますと、一つの補聴器の使用年数は、約5年になります。一度買えば一生使えるものではなく、ある程度、買い替えの頻度があります。

質問をよくいただくこともあるため、こちらに関してまとめていきます。

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クロス補聴器の形状と組み合わせによる特徴

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クロス補聴器には、いくか形状があります。そして、クロスの場合は、聞こえる耳に装用するものと聞こえない耳に装用するものが、異なります。言い換えれば、聞こえる耳には、補聴器を装用し、聞こえにくい耳には、クロスと呼ばれる送信機を使います。

このように耳によって異なる機器を使う場合、形状ごとの特徴も、補聴器側、クロス側で変化します。そのため、こちらでは、使う耳ごとの形状から、その組み合わせに至るまで、クロス補聴器の形状にまつわるものを一通り、まとめていきます。

クロス補聴器には、どのような形状があり、どのような特徴があるのか。こちらについて理解したい方は、参考にしてみてください。

なお、クロス補聴器の場合、聞こえの効果の影響に関しては、形状>調整>性能の順で重要になります。

片耳のみ難聴の方を対応する中で、私自身、様々なことをしてきましたが、それによりわかったのは、音の調整で形状による効果の壁を越えられないことでした。そのため、本当に聞こえやすくしたいのであれば、どの形状が効果がでるのか。それを理解することが何よりも重要になります。

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クロス補聴器の調整と目標とする音量

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補聴器は、拾った音を調整して、聞こえを改善させる機器です。これは、クロス補聴器も例外ではありません。

中には「クロス補聴器は、正常の耳に補聴器をつけるんですよね?調整などあまり不要では?正常の耳に音を転送するだけなのですから」とお考えになる方もいるかもしれません。

しかし、私自身、クロス補聴器の調整をしていくうちにただ転送するだけでは、ダメであるということがわかってきました。そして、音を調整した方がより聞こえにくさを改善したり、気になる音を抑制しつつ、日常生活上で使いやすくなることもわかりました。

こちらでは、あくまでも私自身がやっていることですが、クロス補聴器の調整と調整の目標となるものを出していきます。こちらをご覧になれば、使えて、聞こえにくさを改善できる状態にするには、どうしたら良いかがわかるようになります。

なお、クロス補聴器は、調整よりも形状の方が効果に対して影響を受けやすい機器です。通常の補聴器の場合は、補聴器の調整の方が、聞こえの効果を左右する要素となるのですが、クロスの場合は、調整よりも形状の方が、効果を左右します。その点は、ご注意ください。

また、まだまだ改良を重ねていく必要があるため、検証し次第、こちらの内容を随時変えていきます。以前と内容が違う?ということがあった場合、その際は、より良くなるものがわかったんだなと暖かい目で見守りください。

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