使用者の視点(体験)

補聴器を使うことで、どれだけ聞こえていなかったかに気づく

私自身、生まれつき難聴なので、補聴器を使用して生活しているのですが、自分自身が思うのは、補聴器を使うことで、改めて、どれだけ聞こえていなかったか。というのを自覚することです。

音は、目に見えないため、耳で感じれない場合は、本当に音がしているのか。していないのかの確認ができません。

さらには、感覚になるため、周りの人は、どのくらい聞こえているものなのか。自分が聞こえている感覚は、それとどう違いがあるのか。その部分もかなりわかりづらくなります。

なかなか自分が聞こえにくい状態というのは、気付きにくいのですが、補聴器を使うと、その違いが、よくわかるようになります。

補聴器を使うことによって、わかる聞こえる感覚

補聴器をつけている状態とつけていない状態を比較すると、自分がどれだけ聞こえていないのか。というのが感覚を通じて、わかりやすくなります。

音の場合、冒頭にも記載した通りなのですが、聞こえないと、その音がしているのか、していないのかの判断ができず、聞こえない=存在しない。となります。

厳密には、音がしていても、その音が聞こえない場合、その存在に気がつかない。というのが正しい状態ですね。

音の場合は、目に見えないものですので、聞こえない場合、気付きようがありません。

そして、自分がどのくらい聞こえにくいのか。というのも非常にわかりづらいです。

今現在、聞こえている音も、自分にとって普通くらいの音に感じていても、周囲の人は、どのくらいの音の大きさで聞こえているのか。比較、もしくは、知りようがないためですね。

このことによって感じるのは、何か比較するもの。もしくは、自分が体感できるものがないと、自分の聞きにくさは、どのような状態なのかを把握しづらい事です。

耳が聞こえにくくなると起こる事

耳が聞こえにくくなると起こる事としては、

私自身が感じるのは、このような部分ですね。

人の声が聞きにくくなる、騒がしいところでの話がわかりづらくなる。というのは、感じやすい部分かと思います。

しかし、それ以上に感じるのは、

  • 小さな物音が全然聞こえていない
  • 離れたところからの音が思っている以上に聞こえていない

の2つです。

簡単に言えば、周りの音が、自分が思っている以上に聞こえておらず、世の中には、実に様々な音がしている。ということです。

ですので、補聴器を装用すると、感じる大きな変化は、周囲の様々な音がわかりやすくなる事になります。

エアコンが動作している音、テレビのスイッチを押すと、プチっとする音がする事、時計の針がカチッカチッと聞こえる事。遠くで何かガチャガチャする音、それらの細かな部分が聞こえてきます。

そのことにより、周りで何が起こっているのかがわかったり、アラームが聞こえた際にすぐ反応できるようになったり、呼ばれた際にわかりやすくなったりというのがあるのですが、これは、補聴器をつける時と外している時で、かなり大きく変わってきます。

耳は、聞こえにくくなるとなるほど、離れたところからの音が気がつきにくくなる傾向がありますので、その部分を強く感じます。

補聴器を使う事で、その差がわかりやすい

補聴器を使うようになると、補聴器を使っていると普通に聞こえたり、離れていても、普通に気がついたりするのですが、補聴器がないと、全然気がつかない。というのが、あります。

私自身も、家では、補聴器を外していることが多く(一人暮らしなので、使う機会がほとんどありません)、補聴器をつけていれば、アラーム系、例えば、洗濯機で洗濯が終わった後のアラームの音や電子レンジのチンが終わった後のアラームは、聞こえるのですが、補聴器がない状態ですと、全然気がつきません。

そのため、たまに洗濯したことを忘れて、もう一度、洗濯したり、湯はりをした事を忘れて、温めなおしたりすることがあるのですが、補聴器がある状態だと、それがまずありません。

そのような体験をすると、自分の耳は、意外にも聞こえにくいんだなと自覚します。

自分がわかる形で体感すると、聞こえにくさはわかりやすい

この事で感じるのは、自分の感覚でわかる形で体験、体感すると、わかりやすいなぁ。という事です。

今までの耳の状態から、補聴器を使用して、聞こえる状態になると、色々な音が聞こえるようになりますので、その時の状態とない状態で、比較すると、非常にわかりやすいです。

ここからは、あくまでも私の予測ですが、人は、聞こえていない状態から、聞こえる状態になった時は、その違いに気がつきにくく、聞こえる状態から、聞こえない状態になった時にその差がわかりやすいように感じます。

この部分は、失う事によってわかりやすいのか。それとも、人は、何か物を得て、よく感じる感覚よりも、今まであるものを失うことの方が痛みを感じやすいため、その部分によって感じやすいのかは、わかりません。

最近、お客さんからも「補聴器をつける事で、改めて、自分がどれだけ聞こえていなかったのかがわかった」と、言っている方がいました。

これは、自分もそうだなと感じますね。

このページに関連する内容

【使用者の評価付】補聴器を使った時の感想と補聴器の効果実際に補聴器を使用している方が感じている効果、補聴器を使うとどんな風になるのか。使っている人は、どんな風に感じているのか。それらの部分に関して、まとめてみました。...
補聴器を使うことで、どれだけ聞こえていなかったかに気づく私自身は、生まれつきの難聴者で補聴器を使っていますが、補聴器がある状態、ない状態で比較すると、自分がいかに聞こえていないのか。が非常によくわかります。...
補聴器を初めて装用した時の周囲の反応と大人になって感じる反応補聴器をつけた時の周囲の反応は、どのようなものなのでしょうか。私個人の感想をお伝えしますと、そんなに人は、気にしていない。という事です。アドラー心理学の通り、お前の顔を気にしているのは、お前だけ。というのを私は、感じます。...

補聴器に関する他の内容

8つの聴力別、補聴器で聞こえを改善する方法まとめ軽度難聴、中等度難聴、高い音が聞こえにくい難聴など、聴力別にどのように聞きにくさを改善したら良いのかをまとめてみました。聞きにくさにお悩みの方は、ご参考にしてみてください。...

基本的な改善思考

【難聴改善の基本】両耳とも聞きにくい耳を補聴器でよくする改善思考補聴器で聞こえを改善させていく際に重要になるのは、どのように改善すると良いかの基本的な改善の部分です。耳には、聴力以外にも言葉がどれだけ理解できるのか。といいう部分があります。耳の状況を理解した上で、その耳がもっとも改善できる方法を選ぶのが大切です。...
【聞こえを改善】左右の聴力が異なるケースを補聴器で改善させる考え方右、左の耳の聞こえが異なる場合、補聴器で改善させる方法には、いくつかあります。そのまとめと、どのようにして、最良の状態にしていけると良いかの考え方に関して、まとめてみました。聞こえにくさを感じている場合は、参考にしてみてください。...

補聴器の形状

補聴器の形状別、特徴と自分に合う補聴器を選ぶためのポイント補聴器の形状には、耳かけ形補聴器と耳あな形補聴器があります。この2つの特徴と違い、聞こえ方などをまとめ、ご自身に合う補聴器は、どれなのかをわかるように記載してみました。補聴器に関してしっかり理解したい方にオススメの内容です。...

補聴器の性能

補聴器の性能の基本と補聴器の性能グレード別、特徴のまとめ補聴器の性能には、聞こえを改善させる機能と聞こえを改善した後の問題を改善する機能に分かれます。性能の基本を理解するとともに、自分にあった性能別グレードを選ぶための特徴についてまとめてみました。...

補聴器の調整

聞こえの8割を決める補聴器の調整をうまく行かせる3つのポイント補聴器には、聴力に対し、補えると良い数値というのがあります。そこまで改善させることができると、聞きにくさを改善しやすくなります。そして、実際にどのようにすると、聞きにくさを改善しやすくなるのか。その点をまとめてみました。...

補聴器の適正

適切な補聴器を理解する補聴器評価ポイントまとめ補聴器の評価は、どのようにすれば良いのでしょうか。音の評価、操作の評価、考えられるものはたくさんあります。そして、それらを見るポイントは...

補聴器の効果を上げる思考

補聴器の効果をプラスαするための環境整備の思考補聴器を使う際に知っておきたい事の一つとして、環境の整備があります。 補聴器は、聞こえにくい状態を改善してくれるものの、残念ながら...

補聴器で改善した事例

補聴器の使い方

【初めての方へ】補聴器をスムーズに使うために覚えておきたい使い方初めて、補聴器を相談する方に対して、補聴器を使う上で必要な操作に関して、まとめてみました。これらのことができれば、補聴器をしっかり使用できるようになります。...

補聴器に慣れる

補聴器をつけると聞こえてくる音と補聴器に慣れる方法補聴器が初めての方のために補聴器を使用して聞こえてくる音となれる方法について記載しました。補聴器に慣れてくると、機械的な感覚も少しずつ楽になり、使いやすくなります。...

耳が痛くなる場合は?

補聴器を使っていて、耳に痛みを感じたら、早めのご相談を補聴器を使用していて、痛みを感じた場合の対応について記載してみました。痛みを感じた場合は、早々に補聴器屋さんに相談し、よりよくしてもらいましょう。...

耳から外れる場合は?

【快適に使うために】補聴器が耳から外れる場合の改善策まとめ補聴器が耳から外れてしまう。という場合に、どのようなことをして、改善していければ良いのか。こちらをまとめてみました。耳かけ形、耳あな形で異なりますので、その点に関しても記載しています。...

大きい音が辛い

聞こえる音が辛いという方へ送る3つのパターンとその改善方法補聴器を使用している方の中には、全体的に聞こえてくる音が辛い、聞こえてくる音がキツいという方がいます。補聴器を装用すると、機械で大きくし...

補聴器がハウリングする

補聴器を使っていて耳からピーピーなる音(ハウリング)を改善する方法補聴器を使用している時、たまにピーピーなる事があります。ハウリングという現象が起こると、そのようになるのですが、その音を止める方法についてまとめてみました。...
ABOUT ME
深井 順一・聞こえにくい人を支援する補聴器専門店
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。2019年で補聴器使用歴25年、補聴器販売歴10年。補聴器を使っている経験から、お店のサービスを考え、聞こえにくさにお悩みの方が、より良い生活が送れるよう支援しています。お店の内容は、"当店の特徴"へ。お店に来た"お客様の改善事例は、こちら"。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”。連絡先は、”お問い合わせページ"にあります。
【お困りの方へ】聞こえのご相談、承っています。

当店は、東京都墨田区で生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店です。

補聴器を使っている人の視点で、お店のサービスを考え、聞こえにくさにお悩みの方がより良い生活が送れるよう、支援しています。

  • どこに相談したら良いかわからない
  • 別の場所で、うまくご相談ができなかった
  • ご自身のペースで一つずつ理解しながら補聴器のご相談をしたい

という方がいましたら、お気軽にご相談ください。

適切なご相談ができるよう時間をとってご対応させていただき(予約制)、補聴器のご説明から、日常生活〜職場で補聴器を試せるよう、補聴器の無料レンタルも行っています。

当店の特徴やお客様の改善事例は、以下の通りです。

お店の特徴を見るお客様の改善事例

ご希望の方は、お問い合わせページより、ご連絡願います。

お会いする機会がございましたら、よろしくお願い致します。