2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

東京都墨田区で補聴器の販売をしている難聴者のブログ。補聴器や耳に関する事を書いています

補聴器の電池は、なくなりかけたらすぐに取り替えよう

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補聴器は、電池がなくなると「電池がなくなりかけています」とお知らせをしてくれます。たまに「もったいない」という事で、お知らせ音が聞こえたとしても、そのまま我慢して使用し続ける方がいらっしゃいます。お気持ちは、わかるのですが、そのような場合は、電池を交換してしまった方が、使用されている方のためにもなります。

では、なぜそのような事が言えるのでしょうか。今回は、こちらについて記載していきます。それには、補聴器は電池がなくなりかけると十分に機能しなくなってしまう可能性があるからです。

電池を交換した方が良い理由

理由としては、補聴器がしっかり動作しにくくなる事があります。補聴器は、音を大きくしたり、入ってきた音を抑制したりなど、様々な事をしてくれます。これらの事を行うには、それなりの電池が必要になり、そして、電池がなくなるとそれらの機能を維持しにくくなってしまいます。

すると、聞こえてくる音が異なってきたり、抑制する機能がうまく働きにくくなったりする事があります。これらの機能が維持しにくくなると、どうしても聞きにくさにも繋がりやすくなります。特に、40万、50万するような補聴器は、非常に高度な処理をしている事が多いため、電池のお知らせ音が聞こえた場合は、すぐに交換する事をお勧めします。

補聴器の役割は、耳の聞こえを補う事であり、聞こえを補い、生活も補っていく事にあります。電池がない状態では、生活を補いにくくもなりますので、電池の交換は、大切です。

現在の補聴器の特徴

補聴器を使用しているとアラームがなってしばらくして音が消える場合、アラームがなったけれどもしばらく使用し続けられる場合、さらにアラームが鳴ったと思ったらいきなり音が聞こえなくなったなど、様々な事が起こります。一見故障かな?と思う事もあると思うのですが、今現在の補聴器では、故障ではなくてもこのような現象が起こりえます。

今の補聴器は、様々な環境に適応するため、色々な機能を使用しています。例えば、静かなところでは、マイクに入力された音を大きくするだけですが、騒がしいところでは、その他、騒音抑制機能、指向性機能と呼ばれる補聴器の機能の一種が働きやすくなります。すると、通常使用している状態よりも電池を使用する量が増えてきます。

家事に例えてみますと、静かなところでは、掃除機で掃除のみしている状態とします。騒がしいところでは、掃除をしつつ、来客の対応をしたり、料理したり、夕飯の買い出しにいくような状況です。静かなところでの労力と騒がしいところでの労力は、どちらの方が多いかといえば、騒がしいところになりますね。そして、体力を消耗するのも騒がしいところになります。

このように今現在の補聴器は、環境ごとに異なる処理をしています。そのため、消費する量も環境ごとに異なります。特に、補聴器の設定を自動モード(自動で環境下に合わせた設定にしてくれる機能)にしている場合は、そのような傾向があります。そして、高額補聴器は、一般的な補聴器よりも高度な処理をする傾向がありますので、電池の消耗のしやすさも上がる傾向があります。40万、50万するような補聴器は、このような理由により、電池もその分、なくなりやすくなります。

仕組みさえわかれば、どうってことはないのですが、知らないと何がどうなっているのかわかりにくいですね。故障していると勘違いしてしまってもおかしい事ではありません。今現在の補聴器は、各音設定ごとに消費量が異なるケースが多く、特に静かなところで聞く場合の消費量と騒がしいところで聞く消費量は、異なります。

様々な音設定で、しっかり聞こえるようにするためには、電池の交換は大切です。

補聴器にはしっかり働いてもらおう

このような事が起こらないようにするためにも、そしてしっかりと聞こえを補ってもらうためにも、電池は、アラーム音が聞こえ次第、交換してしまいましょう。補聴器も装用している方の耳の機能をしっかりと補うために、頑張って働いてくれています。その状態で、ご飯を与えず「そのまま頑張って!」と言っても、力が出ず、しっかりとしたパフォーマンスを出す事ができなくなってしまいます。

自分自身の耳をしっかりと補うためにも補聴器の電池は、アラーム音が聞こえ次第交換するのがベストとなります。

あとがき

電池についてたまに言われる事を載せてみました。もったいない……というお気持ちは、わかりますが、個人的には、しっかりと働いてもらう事の方が、重要だと考えています。補聴器の金額も正直お安いとは言えませんし、数週間でなくなる(場合によっては、数日)電池代もばかにならない事も重々承知です。私も補聴器を使用していますので、その点は、理解しているつもりです。

しかし、補聴器は何のためにあるかを考えてみますと、聞こえを補ってより良い生活をしていただくためになります。でしたら、その力を出せるようにしてあげる事も大切な事だと私は考えています。

 

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この記事を書いた人:深井 順一
自己紹介
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者である事、補聴器の販売をしている事、この二つの視点で、ブログを書いています。お店では、耳の状態を理解した後、効果的な補い方を導き出し、お客様の聞こえを改善しています。私に関する内容は、書いている人の詳細をご覧下さい。当店の特徴は、こちらです。場所は、東京都墨田区の本所吾妻橋駅(都営浅草線)より徒歩3分のところにあります。

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